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FOR INTERNATIONAL CONTESTANTS

EVENT REPORT

イベントレポート

THE UNITY

2024.09.22 UPDATE
イベント日程 2024/09/22  14:00-20:00
イベント会場藤井寺市立市民総合会館パープルホール大ホール

8名以上の大人数チーム限定ストリートダンスコンテスト "THE UNITY" に30組が参戦!
見事優勝を手にしたのは大阪・兵庫・沖縄・鹿児島・福井・愛知・フランスをレペゼンするブレイキンチーム
“MORTAL COMBAT”

 

 

 

▼WINNER
MORTAL COMBAT(BREAKING/大阪・兵庫・沖縄・鹿児島・福井・愛知・フランス)

HIRO
終始パワームーブと勢いやノリでもっていくのではなく、音楽重視で構成と展開の流れが気持ちよく、でも細部にもこだらった1人1人のソロが瞬時にナチュラルにやってくる感じが凄く良かったです。後半の真ん中あたりで4〜6人でやる早い手振りのところがバラついて見えてわかりにくかったところがすこーし気になりました。今回この結果がついてくるのは独自性とチームの統率力と個々のスキルだと思います!!


MIKIHO
暗転スタンバイの時点から、見てる人に期待を持たせてくれる作品でした。チャレンジングなシーンが沢山あり、こだわりを貫いている感覚が素敵でした。


FunkyP
2曲目がとても好きでした。このような楽曲をBREAKIN'で表現できるんだと驚きました。ジャンルのかっこよさを大切にしつつ、新しい道を切り開く難しさにチームとして挑戦している姿がかっこよかったです。表彰でのコメントを聞き、この作品にかけてきた想いが更に伝わってきました。作品もそうですが、とにかく一人ひとりのスキルがズバ抜けていて、最後のキメで心掴まれました。

 

 

 


▼2nd PLACE
HOUSE SPIRIT(HOUSE/OSAKA)

HIRO

まず一つ一つのシンプルなステップやダンスがハウスの枠におさまらないダンス力で素晴らしかったです。また個々のレベルがある中でクルーの一体感と独自性がしっかりあるストリー感を全面にだして単純にカッコイイが1番溢れてて素晴らしかったです!!

 

 

TAKE-C

めちゃくちゃ格好良かったです。ユニゾンの中にそれぞれの個性が輝いてみえて、アベンジャーズを観ている感覚に陥りました。最高です。

 

 

Yuritch

踊り出しのヌタ~ンとした質感いいですよね。あの人数でそれされちゃうと掴まれますよね。あのワンステップで存在感が浮き彫りになって期待値が上がりました。

流れだけじゃなくワンシーンで勝負できる懐の深さがスピリットにつながっていて、個性豊かなメンツが粒揃いでちゃんと立っていて、それでいて絶妙なバランス感覚で統率も取れている。いいなぁ。観ていてシンプルにカッコよかったです。でもその領域を超えたものでありたかったんじゃないかなぁ、想像していたんじゃないかなぁとも勝手に感じていました。

 

 


▼3rd PLACE
retararera(HOUSE/大阪・兵庫・京都)

Yuritch

出番前のコメントと結果を受けてのリアクションに人間味を感じました。ちゃんとチーム力で獲得した結果だと思います。緻密な構成で目の配りたいところに配置されている感じ、全体の動きの中にもフィーチャーさせたい人やシーンが明確にあり工夫を感じました。一人一人が今よりさらに輝きを放てると揺るぎないものになっていくと思いますし、その時にまた観れたらいいなぁと感じました。

 

 

MIKIHO

ソロシーンから、走り込んでくる構成がとてもかっこよかったです。勢いあるネタで引き込まれました。

 

 

FunkyP

"青春"のような爽快な心の解放を感じる作品で素敵でした。展開や構成が工夫されていて、どこを見て欲しいのかがわかりやすく、気持ちよく見入っていました。チーム感があり、若い子たちもソロをしっかりカマシていて、素晴らしかったです。

 

 

 


▼4th PLACE
Good old remakes(FREESTYLE/大阪)

HIRO

フリースタイルという表記だけあって自由度が高くそれなのにノリなどは完全ニュースクールフレーバーがでており、メンバー全員のステップワークもとてもよく見応えありました!!

 

 

TAKE-C

NJSを主体に非常にお洒落なセンスが光る作品でした。個々が楽しんで踊っていたのも印象的でした。

 

 

Yuritch

jazzyな選曲でそこに落とし込まれた踊りの数々。走っている音に対して流麗に乗せられた踊りが心地よくおそらくHIPHOPがバックボーンにあるチームだと思うのですが、あの音色へのアプローチが秀逸だったと思います。「あまり準備ができなかった」とご自身もおっしゃっていましたがコンテストに出ると決めてから本番までの過程だけが準備期間ではないことを改めて感じさせてくれました。出会ってから本番当日までが準備になっていたんですね。素晴らしかったです。

 

 


▼5th PLACE
iVory.(HOUSE/大阪・兵庫・滋賀・北海道)

TAKE-C

若手ならではのフレッシュな空気感の中で非常にスキルフルな内容を詰め込んでいましたね。アクロバット等のアクセントも非常に好印象でした。

 

 

MIKIHO

全員が同じ方向を向いている感覚がすごく良かったです。振付に全員の体がしっかりのっていて、見ていてとても気持ちよく引き込まれました。かっこよかったです。

 

 

FunkyP

明らかにTaichi率いるチーム!という感じなのに、それが作品として上手く活きていました。リーダーが引っ張る所、支える所、みたいなメリハリがよくできていて、展開もおもしろかったです。金髪の男の子も目立ってました。リズムと気持ちが切れず見ていて心が踊りました。

 

 

 


▼SPECIAL PRIZE


+2H(JAZZ/香川)

Yuritch

Aブロック3番で順番的には埋もれてしまいやすい流れの中でBブロックすべて見終わってからも僕のメモリーには強く残ったチームでした。外に発散するものではなく引き込んでいく空気・世界を持っていて僕の身体の重心が少し前へいったのを記憶しています。踊りに昇華させる、音楽に調和する、これを体現できる身体運用が素晴らしかったです。そこが吸引力の強さの源だったんだと思います。僕の中では入賞圏内でした。

 

 

FunkyP

後日総評を書いている今、私の中で一番印象に残っているチームです。とにかく魂剥き出しで全員が心込めて踊っていて、"命"を感じました。やりたいことが明確で、それぞれスキルもあって、心がUNITYしていました。とても素敵なチームなので、これからも挑戦していってほしいです。

 

 

 


みかづきんぱにー(Contemporary Fusion/東京)

HIRO

僕の中では入賞圏内でした!!とにかくシンプルなのに普通でない構成や流れが無理なくつまってて、展開で1人1人のダンスが凄く印象に残りました。

 

 

Yuritch

このチームの作品を観た時に不思議な感覚に陥りました。全チーム見終わってからもその感覚になったのはこのチームだけでした。なんでかな?と。基本的につくる時って踊りがあってそれを生かすための構成だと思うんですけど、構成が先にあって踊りが後からついてくるみたいな作りに感じて、そこに魅了されずっと観ていられました。みかづきんぱにーにいざなわれた感覚です。僕の中では入賞圏内でした。

 

 

 


モッチンキッズ(独特の踊り/奈良)

TAKE-C

全てがハイセンスでした。あれだけの質感、抽象的かつ繊細なリズムワークや表現を一体となって見せてくれたのが良かったです。

 

 

FunkyP

入りの感じがとても好きで、出だしからワクワクしました。ルーティンも独特で、チームとしての個性もあり、質感もあり、とてもかっこよかったです。小さい頃から育てた生徒さんたちと、こんな作品を一緒に踊れるなんて本当に幸せなことですね!表彰時のコメント、愛を感じました。

 

 

 

 


///// JUDGE /////
TAKE-C, MIKIHO, HIRO, FunkyP, Yuritch

HIRO
今回全体的にめちゃくちゃレベル高く特にJAZZとフリースタイルを中心にすごかったです。以前judgeさせていただいた時より今回入賞するのは相当難しかったと思います。まずjudgeが割れるというよりバラついて、平均良かったところが1〜5位にはいったと思います。2〜3人のjudgeにささっても他の1〜2人のjudgeに評価がさがると入賞しない事もあると順位点での評価ではそうなるので、あらためてコンテストは全員のjudgeにもれなく平均良い評価+数人にぶちささるでないと入賞や上位入賞はないのだと思いました。UNITYはどんどんレベル上がってるので、良い感じのナンバー感では物足りない。それ以上のクルー感や長年培ってる独自性あるチーム力。そしてジャンルをこえた様々に表現や見せ方などの多様性と拘りを貫いてる一貫性も含めた強いものが必要だと感じました!!入賞していなくても素敵なチーム沢山ありすぎました。長年生徒の作品だけでなく大所帯の「THE BROTHERS」というクルー活動やってますが、今後に活かせそうです。とても勉強になりました!!ありがとうございました!!入賞チーム以外では「Carnivorous Girl’s」は、音とファッションがまず良くて最近みなくなった外タレのMVみてるような振りつけのセンスと踊りもよかったです!!「Awcrude」は、とてもフレッシュでベーシック振りはやらない中でもセンスあるルーティンめちゃくちゃみいってしまいました。「gracia」は、うまくて凄くてまた素晴らしい世界観にみいってしまいました。あと一つ何かはわからないですがステージ上で渦巻く世界観を会場全体にまでとどく&ささる物があればもっと良いのかなと思いました。「7bebe」は、衣装だけでいうと1番良かったチームです。ホイットニーの映画ボディーガードの撮影シーン・Liveシーンを奮闘させるものでした。


TAKE-C
人数が多いだけあって、どのチームも迫力の構成とダンスでした。統率の中に"個"が消えずに、むしろ際立つかが鍵だったと思います。そして、純粋に踊りの純度、熱量が高いチームが入賞に繋がった印象でした。入賞チーム以外では「gracia」は、作品の完成度が非常に高かっですし、難易度の高い踊りを大人数でしっかりと見せ切っていたのが素晴らしかったです。


Yuritch
久しぶりにTHE UNITYのジャッジをさせていただきました。judgeをさせていただいた側には想像が追いつかないぐらいのドラマが裏側にはあるんだと改めて表彰式の時に感じました。大人数でやれることって本当に尊いと思います。その挑戦できる環境を持てていることは幸せなことでうらやましい限りです。それが実現できている出場者全員にまずは賞賛を贈りたいです。今回感じたことはチームそれぞれがどういう意味づけでやるのかみたいなところがキーポイントになった気がしてそれが得点もしくは勝敗につながったんじゃないかなと思います。大人数だから構成でみせようっていう思考は自動的に連動していると思うんですが、極端な話構成を入れないことも可能なわけで、なぜそこでそう動いたのかなぜ構成を散りばめるのか、このなぜを問えているかどうかは大事なことなのかもしれません。感覚ベースではあるものの言葉にも直せているチームは評価につながったのではないかと感じましたし僕自身もこれは大きな課題の一つだなぁと感じました。THE UNITYとは?この大きな問いを投げかけてみるのもそれぞれの価値観が立ち現れるきっかけになりそうです。
入賞チーム以外では「MarK By」は、自分の弱みと一つずつ向き合って対峙していくストーリーに感じました。伝え方がよかったと思います。「monostone」は、組織力を感じました。流動性があり情報量が多いもののいやらしさもなく好きなシーンがたくさんありました。「Musica」は、音楽の抑揚にダンスとパッションがリンクして見応えありました。センターで踊っていた男の子よかったですね。「Era」は、一曲使いで素材の良さを生かすダンス力、優雅な時間に感じさせてくれたあの時間は贅沢でした。「WVE」は、想像力のエネルギーがこちら側にダイレクトにきてチャレンジングなスタンスに信念を感じました。


MIKIHO
8人以上という制限の中、共に踊れるメンバーがいる事が本当に素晴らしいですし、とても羨ましいです。多くのチームがしっかり作り込まれていたり、重みのあるダンスをされていたりと、濃いチームがとても多かったです。チームごとに大切にしているポイントが様々でしたが、ダンス自体を大切にしているチームが高得点に繋がったのではないかなと感じます。SNS等で多くの素晴らしい作品を見れる今ですが、そこで得た知識も大きな学びと知った上で、そこで感じた正解を求めるより、生のダンスの良さと、本当の自分のこだわりを見つけ貫く事も大切な事なんじゃないかな。と思います。入賞チーム以外では、「gracia」は、心揺さぶられるソロシーンや、メンバー全員の心の強さとエネルギーに感動しました。とてもかっこよかったです。「HEAR and THERE」は、後半が特にめちゃくちゃかっこよかったです。横一列のシーンが心に残っています。


FunkyP
初めてTHE UNITYのjudgeをさせて頂きました。レベルが高くかなり見応えがあり、とても勉強になりました。まずあれだけの大人数が同じ熱量で、同じ方向を向いて、コンテストに臨めることが本当に素晴らしいなと思います。作品の中でメンバー間の信頼関係が見えるチームは特にグッと来ました。リーダーがリーダーとして作品の中で魅せれているチームや、スキルにバラつきがなく一丸となっているチームが、まとまりがあるように思いました。チームとしてやりたいことが伝わるか、メンバーの心と踊りがUNITYしているかどうか、その上で心にグッと来るかどうか、で順位が決まってきたように思います。入賞チーム以外では、「Awcrude」は、音色に合った質感で音楽を表現していて、とてもよかったです。"amorphous pop"とジャンル記載するのであれば、popのベーシックなルーティンが無い方が、もっと観ている側を自分たちの世界観に引き込めるのではないかなと思いました。これから更に突き抜けてほしいです。「WVE」は、美術館に来ているような気持ちで見入っていました。シルエットの重なりや連鎖的な動きで、全体としての風景が美しく表現されていました。個々の踊りを記憶に残せるようなシーンがあれば、よりいいのかなと思いました。

 

 

 

 

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