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FOR INTERNATIONAL CONTESTANTS

EVENT REPORT

イベントレポート

TRUE SKOOL VOL.306

2024.05.12 UPDATE
イベント日程 2024/05/12  13:00-20:00(予定)
イベント会場CONPASS

若手の登竜門ストリートダンスコンテスト “TRUE SKOOL VOL.306”
一般チーム部門に30組、ジュニアチーム部門に6組、 一般ソロ部門に10名、ジュニアソロ部門に10名がそれぞれ出場!結果は以下の通り!

 


///// 一般チーム部門 /////
▼WINNER
百舌鳥(FREESTYLE/京都・大阪)

KOSUKE SENJO
意味があるか無いかは関係なく、それこそ百舌鳥のはやにえのように今自分達がやりたいからやる。その1点のみで勝負しに来る姿勢を評価しました。随所に散りばめられたパーツの寄せ集めが唯一無二の価値観を産み出していたと思います。


AYAKA ASADA
感動しました。完全なる空間支配。素晴らしい。何一つ嘘偽り無い真っ直ぐな彼らの生き様を表現した作品。フェイクが多いこの時代では、なかなか生で見て感じる事ができない領域まで引きずり込まれました。リアル、ライヴアート。身体表現者。もっと見たいです。そして混ざりたいです。


TOMMY
彼らの現在地がはっきり分かるような作品に心を撃ち抜かれました。飾らず裸一貫で突き刺しにきた、努力も度胸も評価したいです。素晴らしかったです。

 

 


▼2nd PLACE
鴎威(HOUSE/東京・神奈川・埼玉)

KOSUKE SENJO
選曲、センス、クオリティ全てで好きでした!男女間のバランスも良いアクセントになっていて、欲しいタイミングでアクションを起こしてくる構成が非常に良かったです。


AYAKA ASADA
めちゃくちゃ好きでした。ルーティーンや作品の流れなど全体的に他のチームには無いおもしろさがあって最初から最後までワクワクしました。無理せず音楽にナチュラルに溶け込んでる中でもライヴ感があって、見てて非常に気持ち良かったです。素敵な作品を見せに来てくれてありがとう!


出力、アプローチ、ライブ感、バランスの中に欲しい内容が欲しいタイミングで出てきて気持ちよくみれました。全体的に高いレベルで進行していましたが、男の子のソロをきっかけに作品全体のボルテージが上がったように感じて、リアルで良かったです。

 


▼3rd PLACE
ORIGINALITY ZERØ(BREAKING/大阪)

KOSUKE SENJO
一般チーム部門の一発目で「あ、今日多分カオスな戦いになるわ」と思わしてくれました(笑)。バトルルーティンでも無ければ、ブレイキンらしいショーでも無い、でもクオリティは高いというある意味どこにも出しにくいネタだったのが面白かったです!選曲次第でさらに化けそうです!


AYAKA ASADA
トップバッターで見た瞬間、このチームは入賞するなーと思いました。厳選されたアイデアをあれだけ作品に詰め込めるのは凄いと思います。そしてルーティーンでの情報量が多いからこそ、ソロでの引き算はかなり印象的。おもしろい作品でした!


TOMMY
チーム名が前振りになっていました、クリエイティブなチームです(笑)。各自のムーブが少し弱いけど、それを感じさせないギミックとアイデアが満載で楽しかったです。トップバッターであそこまでROCKできるのはすごい事だと思いました。
 

 

 


▼SPECIAL PRIZE
ShabaDabadu(FREESTYLE/大阪・兵庫)

KOSUKE SENJO
ラテンとソウルのニュアンス+女性らしいシルエット。今大会で1番リミックス能力の高く脱帽でした。後半の流れるような展開は非常に良かったのですが、前半の「色気」で戦うラインで個人レベルのばらつきが見えました。個性の爆発でチームの底上げがあると上位はすぐに狙えると思います。


AYAKA ASADA
見てて笑顔が溢れました。最初は作品全体を見てたのですが中盤あたりからずっとトモさんを目で追ってしまってたので、見終わる頃には作品やチームカラーと言うよりトモさんの存在やカリスマ性が強く印象に残りました。


TOMMY
全体通してステキで、カッコ良かったです。後半の自由度の高さで踊っている時が、このチームの良さが最大に引き出されているように思いました。これからもっと発展していくだろうなと思いました。

 

 


///// ジュニアチーム部門 /////
▼WINNER
磁石(HIP HOP/大阪)

KOSUKE SENJO
自分たちの出来る事に特化して混ざりっ気無しのHIPHOPで勝負した分、スッと入ってきました。粗さももちろんありましたが、それもHIPHOPの良さという受け取り方が出来るピュアさとまっすぐな踊りがキャラクターとマッチしていて好印象でした!


AYAKA ASADA
一生懸命と言うより心から楽しそうに踊ってるのがナチュラルで良かったです。悪ガキ〜って感じ。笑 ダンス好きなのがしっかり伝わってきました。


TOMMY
Newjackswingの独特のシルエット感が二人の踊りにハマっていて、荒さもいい方向にアシストしていました。個性も活きる作品で、楽しんでみさせてもらいました。

 

 


▼2nd PLACE
MsAsA(FREESTYLE/大阪)

KOSUKE SENJO
踊りの上手さが印象的で、選曲とマッチするタイトなルーティンやシルエットの作り方が素晴らしかったです。タイトさとクイックな動きを繋いでいくグルーヴが鍛えられると優勝を狙えると思います。


AYAKA ASADA
構成も綺麗でチームバランスが良いと思いました。


TOMMY
ユニゾン感が気持ちよく、曲の展開も上手い。全体的に隙がない作りになっていて良かったです。ソロの時にもっと自由度というか、個人が見えてきたらもっとメリハリがつきそうです。
 

 


▼3rd PLACE
Dahlia(JAZZ/大阪)

KOSUKE SENJO
スパニッシュっぽいアコギの曲一本使いがまず良かったのと、音の雰囲気を消さないコンセプトの作り方が面白くルーティンも良かったです。山場が多かったので「見せたい」場所をもう少し絞ってシンプルな流れを意識すると作品の見やすさは格段に上がると思います。でも後半は海外の地方のお祭りで踊ってる子達に見えてきて個人的に好きでした!


AYAKA ASADA
一曲使いが長く感じてしまいました...


TOMMY
コンセプチュアルな作品感が良かったです。形から形にうつる間の部分の意識が弱かったように思います。

 


▼SPECIAL PRIZE
DUAL(FREESTYLE JAZZ/大阪)

KOSUKE SENJO
細やかなスキル、魅せ方が上手でした。反面魅せ方のための動きに感じてしまわないように工夫が必要だと思います。一曲目のボイスパーカッションが印象的な分あまり使ってないのは勿体無いと思ったのと、二曲使いがただ二曲使ってるだけのように見えてしまうので1作品としてのまとまりを意識するとさらに良くなると思います。


AYAKA ASADA
衣装が可愛かったです!


TOMMY
練習量が見える踊りでした。動きのリンクの他に呼吸間のリンク等、別の部分の共有も突き詰めるともっと引き込めると思います。

 

 


///// 一般ソロ部門 /////
▼WINNER
MoRAL(contemporary/京都)

KOSUKE SENJO
「生きる」という事と「踊る」という事がリンクしてる稀有なダンサーでした。これ以上は言わなくても見たら伝わると思います。


AYAKA ASADA
アーティストでした。あれだけ精神の1番奥深いところまで潜るのは素人にはできない。今までどれだけ自分と向き合って、もうひとりの自分と闘ってきたのか、想像するだけでも恐ろしい。彼の集中力の高さや自分を信じる力、貫く強さ。リスペクトです!


TOMMY
生命体としてそこにいる、その事だけにフォーカスしていた印象です。ダンスはもちろんですが、インスタレーションアートとしても評価したいです。

 


///// ジュニアソロ部門 /////
▼WINNER
Suzu(FREESTYLE JAZZ/大阪)

KOSUKE SENJO
身体能力の高さがまず圧巻でした。JAZZ的なフロアムーブがこの日特に似通っている子が多かった中、ジャッジ陣を驚かすレベルまで持って行った瞬間に優勝が決まったと思います。構成も後半に向けてしっかり上がっていって好印象でした!


AYAKA ASADA
掴みが少し弱かった気もしますがアクロバットの完成度も高く、後半のたたみかけが良かったと思います。


TOMMY
作品の流れの中に上手く高いレベルのテクニックを取り入れられていて、音楽への愛とダンス感が見えました。目線の使い方もうまいです。

 

 


///// JUDGE /////
Drip nuts JAM
(Tommy, AYAKA ASADA. KOSUKE SENJO)

///// 一般チーム部門 /////

KOSUKE SENJO
またこの歴史ある大会のジャッジをさせて頂き光栄です。ありがとうございます。「Drip nuts JAMがジャッジだから出に来た」と仰っていただけるチームが多かった事がとても嬉しかったです。その枕詞の通り濃厚なチームが多く、これでもかとスタイルをぶつけてくる素晴らしいスタイルウォーズの日でした。全体的に非常にレベルも高い中でどう「突き抜ける」かがこれからの課題になってきそうなチームが多い印象で、現状のダンスシーンにおいて「世界観」を武器にするチームが溢れてしまっています。もちろんそれは大事な事で良い事なのですが「世界観がある事」を武器にするのと「世界観」そのものが武器である事は根本的に全然違うので、是非「世界観」のこだわりを見せてください。次に個人間のレベルのばらつきもとても気になりました。どうしてもレベルが高い方に目が行ってしまうのでバランスの部分も意識するとチームとして上に行けると思います。ただ総じてレベルが高かったので、勝った負けたは二の次にして頂いて大丈夫です!勝っても驕らず、負けても腐らず!お互いに切磋琢磨していきましょう!ありがとうございました!入賞チーム以外では正直全チームにコメントしたい所なのですが、気になったチームをあげると「CLUTCH」は、曲のエモーショナルさにテンションとルーティンを合わせると化けると思います。「SJS」は、差し引きに大人なダンスを見ました!ただミスが目立つのがもったいないです。「Noodle」は、多分2人の良さをもっと出せる選曲があったと思いますがチャレンジングな姿勢は僕は応援したいです!「MaDpHaT」は、この先グイッと来そうな匂いがしました。チームの雰囲気がもう少し強くでればいいと思います!「Busta Gang」は、キャラの濃厚さって大会なら優勝してました(笑)。キャラに隠れがちな実はスキル高い所や、作り方が上手いルーティンを前に出せれば花開く瞬間が来ると思います。「寿芋」は、個人的には入賞でした。大好きでした。もう一回見たいです。美しい…


AYAKA ASADA
今回4年ぶりに審査させて頂いたんですがTRUE SKOOLですか?ってくらい一般チーム部門のレベルが高くて驚きました。優勝チームがたくさん居ました。それぞれの一位がたくさんありました。特にAブロックは見応えのある作品が多くて楽しかったです。Dripやからチャレンジしに来ましたという、お声をたくさん頂いて嬉しかったです。本当にありがとうございました。入賞以外では「CLUTCH」は大好きでした。ルーティーンの流れや音取りにセンスを感じましたし作品全体がエモーショナルでドキドキしました。「AmaiNS」はスキルも高く、作品も身長差や年齢差を活かした構成で最後まで楽しく見れました。ナナト、帽子ずれても一切気にしないメンタル最高。「MERAKY」はナチュラルで見やすかったです。無理なく作品の流れがどんどん変わっていったのが印象的。ルーティーンからソロに変わった瞬間、早取りになったのが勿体なかったです。「寿芋」は様々な愛を感じました。2人の関係性だけではなく音楽や空間全てに。本当に素敵でした。個人的にMVP賞をお渡ししたいです!!「Busta Gang」はスキルも高く、真っ直ぐでおもしろかったからそのまま貫いて欲しいです!


TOMMY
レベルが高く、ショーとしても楽しんでみれたチームが多かったです。その中でも最後まで引き込む作品内容だったり、ライブ感だったり、強みを最大まで引き出せていたチームが入賞したチームだったと思います。ジャッジ席が近い分ちょっとした事も汲み取れてしまうので、注意し方が良い事も多いですし逆に言えばあらゆるアプローチが伝わるコンテストと言えると思いました。入賞以外では「AmaiNS」はファンキーでレベルが高く、キャラクターの使い分けもうまかったです。「寿芋」は、ダンスと音楽のジャンルの差の埋め方が気持ちよくグラデーションしていて、とても興味深かったです。ステキでした。「Busta Gang」はキャラが立っていて、フィジカルのコントロールもうまいです。1曲目がエンターテインメントできていてとても良かったです。

 


///// ジュニアチーム部門 /////

KOSUKE SENJO
出場チームが少なかったのは少し残念でしたがレベルは高かったです。ジュニアのJAZZチームは総じてハイレベルにまとまってる印象があるので、器用貧乏に感じてしまうというか特化すべき部分にフォーカスしてチームの「色」をもっと出してほしいです。あと「踊り」と「曲」の周りに色々な情報が付随すると説得力が上がるのになぁと思う部分が多かったです!そしてジュニアにおいてはいつも書いてしまうのですが、「先生」の存在をどこまで消すか、どこまで出すのかもとても重要になってくると思いました。逆手に取るのか、自分たちの作品にするのか、もう一段二段工夫を凝らしていけるカテゴリが近年産まれたと感じます。入賞以外では「凱葵竜」はベロベロの時の僕の脳内みたいなダンスでこのまま成長してほしいと思わされました(笑)。100円玉を落としたところ目の前で見てしまったので面白すぎて忘れる事はないと思います!


AYAKA ASADA
今回エントリーが非常に少なくてアッという間に終わってしまった印象です。


TOMMY
決められた制限時間の中で他チームと差をつける為に、もっともっと色んなアイデアや展開が必要だと感じました。チームで踊れる幸せを噛み締めながら、踊り続けて欲しいです。入賞以外では「凱葵竜」のスーパー等身大な踊りに楽しませてもらいました。あのまま楽しみながら踊り続けてほしいと思います。

 


///// 一般ソロ部門 /////

KOSUKE SENJO
個性が光る戦いを繰り広げてくれて嬉しく思います。まずみんな上手いという事は前提として、僕たちに見せたい事を持ち寄ってくれたような宝物を見せてくれたような不思議な気持ちになりました。ソロ特有の「こっそり宝物を見せる」みたいな感覚をシェア出来て幸せです。その中で付きものなのは緊張だと思うので、硬さが少し見えた人も多かった印象です。僕はソロであまり緊張するタイプでは無いのですが、緊張してしまった時は自分の世界に入る事と同時にみんなのチャンネルとリンクする感覚を鍛えると良いと思います。優勝以外では「福太郎」は、空気を変えてくれた素晴らしきピエロです。めっちゃ褒め言葉です!!彼の登場で間違いなく現場の空気はハッピーになったので感謝です!ライブ感はこの日1番でした!遅刻してきたエピソードが素晴らしいスパイスになっていてダンスは文脈ということ、エピソードとヒストリーありきだと思わされました(笑)。「スーパーMiyuty」は、優勝はしませんでしたが、僕の中でこの日のソロで1番ダンスが上手いと思いました。前に飛ばすエンターテイメントの部分がとても良く見えた半面、抑え込む大人なまとめ方が出来ると良いと思います。あとはBEBOP+STEP+LOCKINGにチャレンジしてる姿勢は応援したいです!


AYAKA ASADA
エントリー開始2分でキャンセル待ちというシビアなソロ部門。そこから既に戦いが始まってるんですね…。優勝以外では、「福太郎」はナイスライヴ感!「スーパーMiyuty」は、安定感と余裕から生まれる遊び心!2人ともめちゃくちゃ良かったのいつ優勝してもおかしくないと思います!チャレンジ続けて欲しいです!


TOMMY
優勝だけというところ、とても心苦しかったです。時間が短い分、伝えられる情報量にも限界があるので、何をレペゼンするかはっきり意識を持つ事が大切だと思いました。優勝以外では「福太郎」は、等身大でライブ感のある踊りに楽しませてもらいました。「スーパーMiyuty」は、ミュージカリティ、スキル総じてレベルが高かったです。音楽の聞こえ方まで伝わってきて、見る側の音楽感もコントロールできていたと思います。 

 


///// ジュニアソロ部門 /////

KOSUKE SENJO
全体的にJAZZをベースにしたフリースタイルがとても多かった印象です。先生が一緒なのか通ってきた道が一緒なのかは分かりませんが、構成と技の流れが非常に同じに見えてしまう部分が多かったので+αがある子が高得点になった部分だと思います。「突き抜ける」ために今一度自分の強みを見直してみてほしいです。優勝以外では「椿」ちゃんの空気感の作り方、シルエットとクリアな音に対するアプローチが非常に好きでした。構成の部分で山場がわかりやすくあれば優勝していてもおかしくないと思います。


AYAKA ASADA
スキルが高い子は多いのですが...もう少し純粋に本番のステージや踊りを楽しんでもいいんじゃない?と思いました。入賞以外では「椿」は質感もあって良かったと思います。ダンス感がもう少し見えれば更に良くなると思います。


TOMMY
振付勝負なダンサーが多く、現場で表現として踊れていない人が多い印象でした。踊り手の現在地と、振付の目指す方向がずれると審査員にもそのズレが良くない方向に伝わるなと思いました。優勝以外では「椿」の音の空間の見せ方、間合いが気持ちよかったです。スキルもあるので感情がもう一つ深く入れば今回優勝もありえたと思います。

 

 

 

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