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To all international contestants... Please check our web page “FOR INTERNATIONAL CONTESTANTS” to participate any events.
FOR INTERNATIONAL CONTESTANTSイベントレポート
イベント日程 | 2023/08/26 11:00-21:00(予定) | |
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イベント会場 | パシフィコ横浜国立大ホール |
▼WINNER
咫和巵×無名(HIP HOP/京都)
ACKY
どこまで行くねん!!!!??って言うくらい無限の彼方までgrooveしてました!!4人全員が一丸になってFloorをRockしてましたね。見ていてこっちまでドキドキさせられる熱い踊りでした!!それに加えて舞台の使い方やショウ全体の構成などもちゃんと組み立てられてて..「冷静と情熱」の狭間で最高に揺れまくってましたね。本当に最高でした。優勝おめでとうございます!!
YUKARI
荒々しくステージ上を掻き回す様がとても似合うチームでした。JDDだからと気負いと無理くりな気合いを感じさせず、ちょっと遊びに行ってくるわ~とステージに立った感じ。つまり普段からのダンスがあの感じなんでしょう、ヤンチャな4人!!!合わせもアグレッシヴ、ずーっとテンションが下がらない、、、何だこの凄まじいエナジーは!!!と終始思う圧巻のステージでした。
JOSE
本当に素晴らしく、戸惑いや迷いのない圧巻のパフォーマンスでした。動き出しの1カウントから、圧倒的な力強さが届いてきました。メンバー全員のバイブスがぶつかり合い、それが一つの表現になって爆発的なエネルギーになっていました。ステージの使い方も秀逸で、終始生きたダンスに圧倒されました。
CHRISSY CHOU
ヤバい!1位のポイントをつけました。疲れを感じさせない圧倒したパフォーマンスでした。チーム内でのライバル関係の様な切磋琢磨も感じました。
KAZUKIYO
テンション上がりました。爆発力もあれば冷静にコントロールする上手さもあり主観と客観のバランスが良いなと思いました。
YASS
豪快でストレートなSTYLEの中にタイトなパートがあったり 終始高いとこでテンションキープしてて、見ていてワクワクしました。HIP HOP特有の若き者のパワーが噛み合っていて、優勝に繋がったと思います。
Naoki Nishikawa
もう怖いです。この若さでスキル、ボディコントロールの的確さも勿論凄まじい+αで作品もアプローチやステージングのセンスが抜群に良く噛み合っていて最高過ぎて何も言葉はありません。作品が良い意味で短く感じるほどでした。今後がどうなっていくのかが末恐ろしく楽しみでもあります。最高なSHOWをありがとうございました。
▼2nd PLACE
BOO+SHOW-GO(POPPING/東京・大阪)
ACKY
同じPOPPERとして最大のリスペクトを送りたいです。本当に有難う。この2人も同じく無限の彼方までFUNKしてましたね!!!!最高の一言しかないです!!この2人はまだまだ無限に可能性を秘めていると感じました。その事に自分達が気付けばもう誰も勝てない所まで辿り着くと思います。2人は僕の心の中の優勝です。ぶちかませ~!!本当に有難うございました!!
YUKARI
Aブロックの空気をゴロッと変えたのがこのチーム。もう踊り出す前から寒気しました。重圧感、気迫が違いました。曲もハマってたのとソロの質感が極めて高いチームだと思いました。ステージを動き回り過ぎず、ステイでも魅せられる強みを持つ唯一のチーム。こういう示し方出来るのって凄いなと思いました。
JOSE
一つずつのビートがはっきりと可視化できる本当に繊細かつ力強いスキルフルなパフォーマンスでした。当然、優勝する気持ちで挑んでいると思いますが、良い意味で自然体でその場を楽しんでいる感が伝わってきました。個々のスキルも抜群で、二人の踊りで一つになった素晴らしい内容でした。
CHRISSY CHOU
経験豊富さを感じるパフォーマンスで、コンペティションの中でもストリート特有な自由さを感じさせ、素晴らしかったです。
KAZUKIYO
正直Aブロックはグッと来るチームがあまりいなかったんですが最後にようやく来たー!って感じでした。曲もあると思うんですがショウゴが内寄り、BOOちゃんがわりと外寄りな出力のイメージで個人的にはSHOW-GOにめちゃくちゃくらいました。あとBOOちゃんの涙に涙しました。
YASS
正直、今日見た中で1番喰らいました。展開が非常に最高でした。2人の掛け合いにライブ感もあって全部芯食ってました。押忍。
Naoki Nishikawa
最初から最後まで凄まじい集中力でした。パワー、ムーブのクリアさが鮮明で見ていて気持ち良かったです。2人という最小人数で戦う難しさを僕も分かるからこそ2人であの空間を気迫と集中力で支配していて最高な作品でした。後もうひとパンチ喰らわす何かあれば…と個人的には思いますが僕は高望みし過ぎでしょうか…。
▼3rd PLACE
九州男児新鮮組(BREAKING/福岡)
ACKY
相変わらずの爆発力!!!!チームワーク!!!!機動力!!!!凄まじいとはこの事ですね!!!!珍しく少し焦りが見えたのが僕自身も見てて驚きました。これからも爆進して九州をはじめ日本全体のBREAKシーンを盛り上げて欲しいです。個人的にはきょうすけが凄い大きくなっててそれでも頑張ってる姿に心を打たれました。九州男児 最高!!!!有難うございます。
YUKARI
ブレイクならではのアクロな部分がクリアにフォーカスされていて、ハイスキルなダンスを畳み掛けながらもシンプルに魅せて貫禄があると感じさせるステージ。やはり覇者だな!!!と思いました。
JOSE
私自身も負け続けてきているこのチーム。悔しさを噛み殺しながら審査をさせて頂きましたが、やっぱり凄い、、、得点欄には最高点をつけていました。特に今回のパフォーマンスはスキやミスがなく、更に磨きがかかったパフォーマンスだったように思います。
CHRISSY CHOU
完成度が完璧でした!立て続けに繰り出される技やルーティーンの数々、そしてエネルギッシュに突っ走ったのが素晴らしかったです。
KAZUKIYO
パフォーマンスとしてとても素晴らしかったです。ただ自分が思う”ダンス”な部分は少ない印象でした。
YASS
完璧なSHOWをありがとうございます。踏んできたステージの数々が見えました。
Naoki Nishikawa
見ていて爽快感あるパワーテクニックワールド。リスキーなムーブメントを突き詰めていっているからこそ観客を引き込む力は流石だなと感じます。少しのミスが諸刃の剣になってしまうほど果敢に挑む姿は侍のようでした。連覇しているチャンピオンだからこそまた他のチームにはない難しい壁やプレッシャーがあったと思います。凄まじき身体能力だからこそ音のアプローチの仕方などでまた新たな世界の彼らも少し見てみたいと期待してしまいます。
▼SPECIAL PRIZE
stand back PARTY(HOUSE/熊本・宮城・神奈川)
ACKY
畳み掛ける様に展開されるステップワークとチーム全体で奏でるリズムが凄かったです。それぞれに個性もあって役割分担がはっきりとしている。どう動くか予想できなくて、見ていてワクワクさせて貰いました!!!!素敵なチームでした。
YUKARI
世界観があって個々のキャラクターが強いチームですね。作品半ばの展開には目を奪われました。新しい中に懐かしさもあり、まだまだいろんな世界観を持っていると感じさせるオールラウンドの強さを持つチームだと感じました。
JOSE
独特な雰囲気とステップワークが印象的。作り込んでいるのだろうとは思いますが、作り込まれていないダンスをするチーム。本当にカッコ良くて、私の中では高得点でした。
CHRISSY CHOU
ハウスの振り付けの中に散りばめられたアイデアの数々にインスパイアされました。
KAZUKIYO
個人的には3位でした。普段から個人でチームで常向き合い、ひらめき、発想、思いつきを実験的に繰り返して来た過程が見える面白い作品。グッドバイブスダンスでした。凄くクリエイティブだと思うしダンサーってそうよなって勝手共感してました。
Naoki Nishikawa
HOUSEというジャンルに留まらず、新しいアプローチ方法でかなり作品力もかなり高くて僕はかなり好印象でした。クレイジーに見せる場面もただはちゃめちゃなムーブという訳ではなくしっかりコントロールされていて相手を理解し動いていて、でもガチガチに作り込み過ぎずに遊ぶ余裕も見せて良きバランスでした。
DRAMATICA+AMIGO(LOCKING/沖縄)
ACKY
おしゃれでCOOLで心の底から音楽を楽しんでいる。女性でしか表現出来ないgrooveを余す事なく表現していて素晴らしかったです。これからもっと色んな人に見て貰いたい!!沖縄への愛も凄く感じましたね。本当に最高のチームでした。
YUKARI
1曲使い!!!上手い事使ってましたね1人1人がとっても仲が良いのでしょうね?!個々の見せ場の作り方がとても上手いと思いました。見てるこちらは気持ち良かったです。
JOSE
凄く楽しさとメンバー内の信頼感が伝わってきたチームです。シンプルなLOCKで、それがまた奥行きがあってとても良かったです。見ていてこちらも楽しくなってくるパフォーマンスでした。
CHRISSY CHOU
ショーのストーリー性がとても良かったです。ショーの終盤に向けて、どんどん盛り上がっていく感じが最高でした。
KAZUKIYO
作品のこだわりも感じましたし、わりと若いと思うんですが中後半のスローでムーディな雰囲気で踊るさまは大人でも中々出せないクールさカッコさがありました。特に一番背の高いコにやられました。
Naoki Nishikawa
ドリームガールズLockingバージョンみたいな印象で華やかで見ていて気持ち良いぐらい引き込まれるユニークな個性あるメンバーでした!作品後半のパンチ力が少し弱くやや惜しいなと個人的には感じました。
Sons of Miles(Jazzy Bboy/京都)
ACKY
StepとBboyingのバランスが整ってて自分達の表現したい事がダンスをやっていない人にでも伝わる様な本当に最高のステージでした!!もちろんダンス好きには更にたまらない要素がいっぱい詰まってて、至高のチームだと思いました!!見てて気持ちよかったです。
YUKARI
Bブロックも終盤、こちら側へ押される様なインパクトを受けるチームが続く中、このチームのダンスが至極滑らかでスッと自分の中に入って来ました。自分の付けた2位とは僅差ではありましたが、最高得点のチームでした。
JOSE
JAZZにのせたフロアーのテクニックは流石でした。個々の引き立たせ方や構成のこだわりがとても自然で、その中で畳み掛ける展開にワクワクしながら引き込まれました。
CHRISSY CHOU
振り付け、凄く気に入りました!BREAKINとJAZZのフュージョンしたスタイルで、とてもフレッシュでした。
KAZUKIYO
ソロ含めフロアー、立ちの足捌きの音の掴み方がクリアで見やすかったです。リーダーの立ちのシルエットが独特でいい味になってるなと思いました。(良い意味でチャップリンっぽいなと)
Naoki Nishikawa
3人のバランスがとても良く噛み合ってたと思います。ただテクニックを見せるだけでなくてそのテクニックの調合のセンスが抜群で上質な1つのアートを見ている気分になれました。カッコよかったです。
▼JUDGE/MC
JOSE, ACKY, YASS, YUKARI, MC USK, CHRISSY CHOU, Naoki Nishikawa, KAZUKIYO
ACKY (3D CREW / O.G.S / FAB5BOOGz)
まずはこの素晴らしい大会を開催し続けてくれているADHIPさんと、それに挑戦した全ての方々にリスペクトと感謝を申し上げます。本当に有難うございました。久しぶりにJDDを見させて頂いたんですが、個性的なチームばかりで本当に勉強になりました。僕自身全く知らない若い人達が沢山出演していて、しかも皆んな上手い!!!!踊りの上手さはもちろん、作品としてのクオリティーも高くて皆んながどれだけこの大会に想いを持ってかけてるのかが物凄く伝わりました。僕もそうだったので心が熱くなりました!!全チーム素晴らしかったです。僕も何度も負けて苦い経験をいっぱいして..その後に試行錯誤を重ね続けて優勝まで辿り着きました。良く耳にする言葉だとは思いますが、コンテストでもバトルでも負けからの方が学ぶものは多いと思います。バトルが先行して流行ってる今の時代、バトルで負ける機会は沢山あるので、その度に皆んな自分自身で試行錯誤しながら改善して行くと言う流れは出来てると思うんですが、チームコンテスト(ショウケース)はバトルに比べるとやはり機会も少ないと思うので、その部分も普段から少しずつでも重ねる事が大事だと思いました。そこを普段から重ねてる人達が舞台に立った時はやはり安定感や存在感に説得力があったと思っています。後、思う事は完全に世代が変わってきつつありますね。僕の子供でもおかしくない様な年齢層のダンサーがいっぱいでした!!!!僕らの様な古い世代と新しい世代が本気で競い合ってシェアしながら更にダンスシーン全体を飛躍させて行く!!それそのものが素晴らしいと思いました。これからも皆んなでどんどん新しいものを生み出して欲しいです!!
入賞チーム以外で印象的だったチームを挙げると、「IVA」「Mizue Crew China」「FULL BABE」「Beat」「JAM」この5チームは凄く印象に残りました。「IVA」は、柳さんがKITEとMADOKAと一緒に踊ってる姿に心打たれました!!KITE MADOKA 有難う。柳さん 誰よりもソロぶちかましてました!!!!有難うございました。「Mizue Crew China」は、みずえの皆んなに対する愛情とそれに呼応するかの様に踊る生徒さん達。1番心を奪われたチームでした。「FULL BABE」は、こちらはMAiKAを筆頭に皆んなで一致団結してゴリゴリに攻め続ける姿がヤバかったです!!MAiKAの踊り以外の部分の凄さも改めて実感しました。さすがの一言です。「Beat」は、なんせリズムが心地よくて気持ちいいっっ!!!!こんなアプローチするチーム僕は見た事ないです!!このままずーっと突き進んで続けて欲しいです。「JAM」は、傘を持って出てきた時に僕が3Dで出た時のJAMを思い出しました。終始、自分達の世界観にどっぷり浸かってて、踊りの形は変わっても「JAM」がそこにあると感じました。めちゃくちゃカッコ良かったです。
最後に、僕が初めてOGSとしてチェリーさんと一緒に踊らさせて頂いた時に(2000-2001年頃)。1番感じた違いが「存在感」でした。舞台にたっただけで、圧倒的に僕とチェリーさんとでは存在感が違ったんです。もう天と地ほどの差でした!!それは踊りの技術云々の話ではなくてまさにダンサーとしての「経験」の差だと僕は感じました。その後2010年にチェリーさんが他界されて2013年にOGSとしてJAPANに出るに至った3年の間も、幸さんから感じていたのはまさに「それ」でした。その感覚はその前からずーーーっと感じ続けてて..幸さんと横に並んで踊る為にはまずそこをどうにかしないといけないと思って、幸さんに少しでもついていける様にする為にレッスンにも通い続けました。チェリーさんと踊ってた時には自分もまだまだ考え方が若くて、自身がそれを実践すると言う考え迄には至らなかったのも事実です。幸さんがOGSのリーダーになってからは特に毎回毎回一緒に舞台に立って踊る時に何が“違う”のかをずっと感じて考えてました。HORIEさんが以前にインタビューで言われてた事
まさにそういう事だと思います。グラスホッパーが優勝した時もたつお君といつじ君が舞台に立ってるだけで、優勝を感じさせてくれるくらいの存在感がありました。これはもう最終的には何度も何度も現場に立って掴むしか無いのですが、普段からこういった事を意識してショウをして頂けたら嬉しいです。先輩や先生と一緒に出演されていた方達は特に自分達と先生の踊りの技術以外の「違い」を感じ取って貰えたら、更に飛躍すると思いました。誰も何も間違ってなくて、皆んなが素晴らしいと心の底から思っています。自分達がやってる事を信じて、自分達の理想を表現する事に没頭して、これからもそれぞれ突き進んで欲しいです。僕も頑張ります。本当に有難うございました。
YUKARI (Bitter box sisters)
JDDが終わってもまだまだ余韻が残っています。ファイナリストの皆さんADHIPの皆さんお疲れ様でした。BOO君が最後コメントしてた様に、人生変えようと思う程にこのJDDにかけてた人がほとんどだったと思います。そのダンスをこちらも魂込めて観させてもらった結果、、ガツーンと食らいました全体を通して観て構成の巧みさよりも個々のダンス力や熱が伝わってくるチームが印象に残りました。入賞チーム以外で印象的だったチームは、もうそれは言い出したら沢山あります。FINALの舞台ですし、強豪ばかりの魂込めたダンスでしたもん。全て見終わって感動と興奮が残り、胸がいっぱいでした。
入賞ならずとも、印象に残ったチームはとても多くあるのですが、その中でも「AVID」は、緩急のリズムが目で見て伝わって来ましたチーム力が強いなと思いました。「IVA」は、popperなら知らない人居ない位有名な方達。この組み合わせに思い入れを持って取り組まれたであろう作品ヤナギさんのソロは特に突き刺さりました。「Mojo D'soul」と「soil」は観ていてずーっと気持ち良くて、grooveが途絶えない。気持ちいいダンスとサウンドでこちらも心揺さぶられました。「Beat」は、独特なmoodのお2人でしたね、moveのloopはもっとやって!!!となる位癖になりそうで、このペースにしっかり乗せられてました。「マタハリ」は、Vogueは詳しくないですが、彼女達独特のスタイルとold way、new wayのキャラクターが光っていた所が好きでした。そして、個人的になりますがどうしても伝えたい事が、、、この日参加したall lockersにも敬意を表したいです。スタイルが全て違っててどのチームも素晴らしかったので、同じロックダンスを愛する者としてとても誇らしかったです。中でも「JEEK」は、3人で踊る意味っていうのをしっかり考えてたんじゃないかな?ベッタリ合わせに拘らずに、ステージの端と端に立ったとしてもまとまりある感。これぞチームであり家族という印象でした。「W☆UNITY」は、もう現代版something specialやん!!!個々の役割がしっかりあってステージングが上手い!!!途中打ち上げ花火上がって思わず声出ました。自分達の良い所分かってますね!!!
最後に、本当に本当にお疲れ様でした!!!そしてファイナリストの全ての皆さんにリスペクトを。素晴らしい1日をありがとうございました!!!
JOSE (MAD ON J MASTERS)
ファイナリスト皆さんの渾身のパフォーマンス、どこ一つ取っても本当に素晴らしく、その作品を僭越ながらジャッジを務めさせて頂いたことに、心から感謝致します。皆さんの熱い熱いダンスを全て受け止める覚悟でいましたが、その熱量が半端ではなく、全てのパフォーマンスを見終わった頃には本当にげっそりしました。ファイナリストなので、どこも良いのは当然ですが、それにしても全体のクオリティーが高く、より秀逸なポイントはどこかを見極めるのが大変難しかったです。ただ作り込まれているだけでなく、その中でダンスの土台が無理なく生きているかという点を重点的に見させて頂きました。その点が体現出来ていたチームが上位にあがって来ていた様に思います。
入賞チーム以外で印象的だったチームを挙げると「Beat」は、かなり好きでした。そんなに難しいことを沢山しているわけではないのですが、構成の見せ方、ダンス感が凄く良かったです。「JEEK」は、勝つぞ!という気迫。それを体現する構成と個々テクニック、本当に良かったと思います。「IVA」は、流石の貫禄と圧巻のスキル。とにかくカッコ良すぎでした。「Sambacrow」は、人となりをよく知るメンバーなので厳しい見方になってしまいますが、それを差し引いても素晴らしいパフォーマンスでした。他にもまだまだ印象的なチームは沢山ありましたが、挙げ出すとキリがないで、あえてこれくらいに絞らさせて頂きました。
最後に、私自身も何度も何度も挑み、このステージに立つのにどれくらい心身を削り、どれくらい大変な事なのかということを身に染みてよくわかります。先ずは、その様に作り上げてきた作品をジャッジするという大役を仰せつかり、本当に有難うございました。改めて「我武者羅になる」「自分を表現する」「老若男女問わずフェアにぶつかり合える」「ひとに刺激を与えられる」、そんな事が出来るダンスって本当に素晴らしいなと思えた一日でした。さぁ!次のJDDは30周年!
CHRISSY CHOU ( Lit N Posh /Marvelous 4)
それぞれ自分たちの特徴、スタイルをレペゼン出来ているチームばかりで、とてもハイレベルでした。中でも、スタイルとスタイルのフュージョンや、新しいアイデアを目の当たりに出来て最高でした。オーディエンスも暖かく、その声援は出場チームにエナジー、音楽性、ショーの全てのクオリティーを引き上げる力になっていたなと思いました。とにかく、全チーム楽しんで見ることが出来ました。
入賞チーム以外で印象的だったのは、「FULL BABE」は、テクニック、音楽、全てが最高なヒップホップのショーでした。チームメンバー同士の信頼を感じました。「W☆UNITY」は、ショーの中にメリハリ、クリーンさを感じ、とてもハイレベルでした。振り付けも凝っていて、とても興味深かったです。「TERM-INAL」は、House Styleのショーはフラットになりがちな中、違いを見せてもらいました。メンバーそれぞれのFlowが融合しているのが印象的でした。
最後に、今回初めて名誉あるJDDのジャッジをさせてもらいました。その中で感じたことです。ハイレベルな大会の中では、特に違いを見せる必要があります。自分たちのスタイルをレペゼンすること、新しいアイデア、スタイルとスタイルの融合がとても重要だなと感じました。そして、自分たちのダンスをよくイメージすることがとても大切だと思います!
KAZUKIYO (BOUNSTEP)
出場されたみなさんお疲れさまでした。そしてジャッジとして参加させていただきありがとうございました。責任を大いに感じる役回りではありましたが、大ホールの良い音響下でステージの目の前という特等席からみなさんのダンスを観ることが出来て終始楽しませてもらいましたし、色んなことを感じ細部に渡って見ることができました。あのステージで踊った出演者の感覚、オーディエンスの直接観に来て感じた感覚を大切にしていただきたいので正直言語化したくないんですが。。みんなカラダも利くし頭も良いしやりたいことも割とあって良い感じだなと思う反面、もっと内から湧き出るバイブスや気持ちを感じたかったなというのが正直な感想です。気持ちがない訳ではもちろんないと思うんですがそれと体現が繋がってないというか、良く魅せるため装おうためのテクニックではなく、内なる感覚を具現化するためにテクニックを使って欲しいなと。コンテストですし、ましてデライトなんで難しいとは思いますが外に向き過ぎて内側に溜まってない状態で外に出してしまってる瞬間が多かったというか、もっと溢れるものを見たかったなと。デライトに限ったことではなくダンスという表現は嘘つけないと思うんでダンスだけでなく普段の在り方生き方向き合い方の濃さ深さが大切だと思います。比較的若いチームが多かったと思うのでこれからも大切な人、物事に対して切実に誠実に向き合い続けて素敵な人間になっていって欲しいなと切に願います。自分もそうなれるよう生きていきます。
入賞チーム以外では「grooviest」は舞台のフィナーレ的なミュージカル的なショーでエンターテイメントな感じで楽しく観させてもらいました。ゴーくんのさまが個人的にchildish gambinoみたく見えて素敵でした。「IVA」は、「YANAGI」さんの踊りに年輪を感じました。今観ると凄く斬新で新鮮でカッコ良かったです。「クレアラシル」のショーはシンプルに面白かったしそれだけでなく選曲や衣装、踊りからブラックに対してのこだわりを感じました。特に下手側のコに黒さを感じました。「soil」のみなみのダンスというか表情に泣きそうになりました。
最後に、、思考が先行しがちな世の中なんでダンスコミュニティもいつのまにかそうなっていってしまってる人が多いように感じます。何を感じてるかを頭で考える。「感じる」がわからないから辞書で調べる。それくらい感じれなくなって来てる世の中です。それすら面倒くさがって他人の評価に委ねる。それらを否定するつもりはないですが、感じずして踊ることは個人的には不可能です。常日頃からまず自分がどう感じてるか感じたかに注視し大切にしてほしいなと思います。そこから行動するなり考えるなりしてポジティブバイブスで生きていきたいしそうゆう人と繋がっていけたらと思います。
YASS (GRAYSOURCE/Ready To Rock)
それぞれのチームが各地の代表として ファイナルを向かえてるので、当然レベルは高かったと言う印象です。どのチームも見方を変えたら優勝だったと思います。そんな中でも入賞したチームにはそれを超越した ”何か”があったなと思います。入賞以外では「Beat」は気づいたら引き込まれてました。「JAM」はSTYLEでした。他にももっといますが、STYLEが印象的だったチームです。最後に。情熱と才能、そこに生活を紐付けて、絶対的な仲間と行動し、自分らにおける自由、美学、の深掘り、そして、シェアだと思います。
Naoki Nishikawa (ricordo)
自分も10代の頃から何度もチャレンジし、このJDDというコンテストの厳しさに打ちのめされて来ましたが、改めてジャッジの立場で全身全霊で見たときに改めてこの場で戦う厳しさや恐怖を感じました。だからこそあのステージで本気で戦うダンサーの姿が最高に美しかったです。出場された皆さん本当にお疲れ様でした。全体的にFINALという事もあり、どのチームもしっかり丁寧に作り込んで来ているチームが多くかなり接戦でした。だからこそこの3分半以上~4分という絶妙な長さと、このFINALの広いステージの空間が良い塩梅でダンサーに試練を課していて、どれだけパッションやテクニックがあれど、間延びしていると感じるか感じないかが第一の瀬戸際だったなと感じます。作り込みが返って単調に見えたり、最初のインパクトが強くその後が間延びしたりと、見ている側に考える余裕を与えさせてしまう隙があると一気に作品の印象が変わってしまいました。上位チームはその隙もなくパッション、音の捉え方や遊び方、ムーブメントのオリジナリティーさ、ステージングの使い方、作品の起承転結どれもが良いバランスで隙なく一瞬で作品が終わっていきました。
入賞以外で印象的だったチームは、Aブロックからいくと「AVID」は、パワーとクレイジーさで押し切っててカッコよかったです。2人の個性が対象なのも印象的でした。「IVA」は、個々のスキルは語るまでもなくハイレベルでソロでも広い空間に負けない上質なボディコントロールでした。「HAYESTA」は、2人の関係性、信頼、繋がりを感じられる作品で泣きそうになりました。「グロリオサ」は、的確なコントロールで三位一体なオブジェを中心とした展開が良かったです。少し踊りでのアプローチ面で勿体なと感じる部分もありました。Bブロックは、「Beat」の作り込みが凄まじく個性的で面白かったです。ピタゴラスイッチを見ているような…笑 だからこそ後もう1つ何かパンチ力を期待してしまいます。「yuca +YURIYURI」は、ボディーラインの美しさと質感の出し方が最高に上質でカッコ良かったです。細部への探求心が踊りに見えて最高でした。「W☆UNITY」は、個性が爆発していました。パワーとスピード感が良きバランスでした。少しクリアさに欠ける部分も正直感じてもったいなと思う部分もありました。「JEEK」は、大人の遊び時間っていうような最高な作品でした。オンとオフの感じも見ていて楽しく3人の個性のバランスがとても良く噛み合ってました。個人的にはかなり上位でした。
最後に、こんな沢山色々と書いてますが、実際に自分がステージ上で踊る側になり、その為に作品をクリエイションしたり、それを出し切るために日々のトレーニングや探求をしていく事は人生の時間ステータスのほとんどをそこに注がないといけないし。そこへの大きな覚悟がないと出来ないのでこの場で戦っていた全チーム全ダンサーには頭が上がりません。本気でリスペクトしています。だからこそ順位というもので片付けたくないほどジャッジするのも苦しく辛いものでした。でも限られた枠で命を削るレベルで賭けてきた作品で闘うからこそ伝わるものも最大で美しく儚いものなんだなと今回大きく感じる事が出来ましたし。ダンスを通して身体表現する可能性と素晴らしさを改めて感じる事ができました。そして僕はJAZZをレペゼンする者として今回ジャッジさせていただき。今回その愛しているジャンルのチームが沢山FINALの舞台に上がっている嬉しさを感じました。その嬉しさ反面ジャッジという目線で見たときの正直な想いは、もっとこのJAZZというジャンルの基盤とは何かという根本も追求し探求してほしいなという想いが溢れました。もちろん戦う上での印象的なテクニックやオブジェクトやコンタクトも大切でそれに果敢に挑戦する姿はカッコいいです。ただ見た目のインパクトが先行し過ぎて根本的なことが疎かになってしまい、ムーブメントしてるときのJAZZにしか出せないボディーラインの美しさ、質感、深みをもっと身体との向き合いで表現出来るのではないだろうかと感じる瞬間もありました。JAZZというレペゼンするジャンルのフィルターをしっかり通してのムーブメントにしていかないと見てる人にJAZZというものの良さが120%で伝えきれずに終わってしまうのだと僕も改めて心に刻みこめましたし、まだまだな身でもあるので現役であるまでは探求し続けたいという一心です。本当に沢山の想いを受取り、そして感じ。なかなか出来ない経験をさせていただきました。ありがとうございます。