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FOR INTERNATIONAL CONTESTANTSイベントレポート
イベント日程 | 2023/07/16 14:00-20:00(予定) | |
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イベント会場 | darwin |
JDD VOL.29地区予選シリーズ最終5地区目
“JAPAN DANCE DELIGHT VOL.29 仙台大会”に53組がエントリー!
エントリー数・レベルを考慮し2枠追加!決勝進出を果たしたのは
“Drip nuts JAM” “JAM” “WooFame” “acquit” “FOOT LOOSE ON FLEEK” “クレアラシル” の6チーム!
///// FINALISTS /////
Drip nuts JAM(ABSTRACT HIP HOP/大阪)
MOCCHIN
HIP HOPの新しい可能性に挑戦し続け、今や貫禄すら感じるようになった3人。作品も申し分なく、自分たちのやりたいことをナチュラルに出せていました。今回は、いつものDrip nuts JAMらしからぬ、「いわゆるHIP HOP」を取り入れていたのは、今の自分たちの在り方への挑戦なのかなと思いました。曲の流れも心地よく、テンションのバイオリズムが素直に入って来ましたし、またそれに対する振付や構成のアプローチもナチュラルにマッチしています。3人でも3人以上のことをすることが出来る唯一無二のチーム。JDDのステージが楽しみです。
HAL
3人の会話しているかの様なナチュラルに出てくる動きの中に、音に対しての繊細かつストイックな身体の捉え方やコレオのセンス、3名の個々のキャラが綺麗に溶け込んでいて一瞬で作品が終わったしまったかの様に感じさせる流れの作り方…全てセンスの塊だなと。
Hinoken
とにかく引き込まれてあっという間の3分間でした!テクニックはもちろんですが、あの作り込みの中のその場でのセッション感、引き込む力には脱帽でした。
JAM(JAM/大阪)
MOCCHIN
JAMという存在を初めて知ってから、代が変わってもいつも新しいものを見せてくれるのが「JAM」らしさですね。先代、先々代がやっていたこともやっていなかったことも踏襲し、温故知新という言葉は、正に今の「JAM」なのではないでしょうか。斬新さと、誰にも文句を言わせない「DANCE」の説得力。今回使ったアイテムの番傘は、ただの賑やかしではなく、明治や昭和時代を匂わせ、昔の町を練り歩いている景色がダイレクトに届きました。選曲はもちろん、音の編集技術もかなり高く感じます。音楽、振付、技術、イメージ力、アイディア、それらが溢れた作品です。JDDでも、新しい「JAM」を表現してくれることを楽しみにしています。
HAL
2人のスキルは勿論、背景が見えるお洒落な作風と個々の動きが全く違う中に、音へのアプローチがしっかり有り、見ているだけで音が身体に入って来るかの様な説得力の有るダンスでした。ソロパートでは各自の持っている特性をしっかり魅せ切っている所もスパイスとしてかなり良かったです。
Hinoken
ダンスのテクニックはもちろんですが、とにかく人間力、自分達に対しての自信がこちらにビシビシ飛んできて『かっこよかった』という印象です。
WooFame(HOUSE/九州)
MOCCHIN
技術、身体能力が高いのに加え、構成力も抜群で、ザ・コンテスト作品、でした。完成度は高かったのですが、作品の流れで言うと、ソロに入った瞬間の空気感が少し落ちたような気がします。それはソロの内容ではなく、ソロに送り出した側と送り出された側の空間作りが原因かと思います。テンションのバイオリズムがどんどん上がる作品になっているので、余計にそこがもったいないかと思います。JDDの舞台は4分なので、上げ続けるのか、バイオリズムをコントロールして、少し落とす部分をあえて作るのかを決めて挑めば、今回より更に会場をLOCK ON出来ると思いました。
HAL
かなり踊り込んで来ているのかと思う程に4名の息の合い具合と、舞台全体の空気をガラッと自分達の空気に変えてしまうオーラに目が離せませんでした。各自個性の有る動きをしつつ、ユニゾンでの音合わせがかなり統一されていてメンバーへの信頼性やリスペクトを感じられました。とても素敵なチームだなと思いました。
Hinoken
4人各々のテクニックももちろん、コンテストとして見せ場の作り方がよく出来ていた印象です。ソロもとにかく踊りで見せようというのが伝わってきて気持ちよかったです!疾走感の中に力強さもあり素敵でした!
acquit(amorphous pop/大阪)
MOCCHIN
とても気持ち良いダンスでした。
が、1番聞こえる部分に偏っているのかな?と感じます。作品に必要な音楽全体のFLOWにもう少しフォーカスを当てて作品全体のバランスを取れば、沸く所でもっと沸くようになると思います。音の再現性を武器に、音楽全体の流れをも表現出来れば更に良くなると思います。
HAL
精密に計算された見せ場や、音の強弱に対してのアプローチ、新しいPOPのジャンルを確実に作りあげていくんではないかと思う新しいPOPでの魅せ方やコレオのセンスに圧巻でした。"良い物を良い"と思い取り入れて元の軸のジャンルに取り入れる事、そしてそれを魅せれる作品に落とし込む事は容易な事ではないのを私自身も理解している為、彼女達のやってきている事に共鳴、賛同し感動しました。
Hinoken
ヒューマンビートボックスの細かい音感を色んなスキルを使いながらしっかりと伝えていて良かったです。後半のたたみかけの展開もしっかりと作られていて良かったです!
FOOT LOOSE ON FLEEK(HIP HOP/大阪・和歌山・兵庫)
MOCCHIN
5人という人数を武器に、自分たちのダンスを見せつけた作品でした。5人の一体感、何か決意のようなものを感じる作品で、結果発表の時のコメントを聞いて納得でした。5人で踊っている時の爆発力がある分、分かれて踊る時にトーンダウンしたように思います。例えば、2人で5人分のパワーを出すのはとても難しいことです。難しいからこそどうすればパワーダウンに見えないのか、もしくはもっとそこが活きるものになるのか、という発想でパートの部分を作ることが出来れば作品はまだまだパワーアップすると思います。そのアイディアが鍵ですね。ファイナル、楽しみにしています。
HAL
重みの有る音に対して、しっかり身体から動きで重みを出していく音に負けない彼女達のダンスと、流れの良い構成で観ていてとても説得力のある作品でした。女性だけのチームと初め気付かなかった位、身体の可動域や重みで舞台上全てを使ったパフォーマンスに驚かされました。黒髪ロングヘアーの子が最高に好きでした。
Hinoken
とにかく力強くそのエナジーを切らさず最後まで走り抜けていてとても好印象でした!見せ場も勿論のことルーティーン中も一人一人の圧力が高く圧倒されました!
クレアラシル(FREESTYLE/福島)
MOCCHIN
冒頭にも述べた、音楽に対するアプローチと自分たちのキャラクターに特化したチームの1つです。ステージに出て来た時から自分たちらしさが溢れ、作ったものではない、本来の自分たち。無理や違和感を一切感じない、ナチュラルでオリジナリティ溢れる作品でした。テンションの高い曲だからといってテンションを上げた振付をするのではなく、その根底に流れているファンキーでDOPEなFLOWに着目して作品を作ったのではないかと思います。4分でも5分でも見ていられるチームですね。JDDではステージが何倍も大きいので、そこをどう捉えてどう表現してくるのかが今から楽しみです。
HAL
初めの出だしからpassionと舞台の魅せ方のセンスに脱帽しました。テンションも上がって行く一方で、ラストまで駆け抜ける2人のバイブスとダンスへの愛を感じるパフォーマンスに圧巻でした。表情も良くリップシンクをしながら踊っているのが本当に歌っている様に見えるくらい。自然と声が出て"最高"と叫んでしまいましたw。また観たいと思う2人にしか出来ないパフォーマンスでした。
Hinoken
この日1番会場を盛り上げていたんじゃないかなと思います。キャラクターに引き込まれて、エナジーに圧倒されて、ファンキーさに声が出てしまうような、入りからずっとノリながら見れる本当に素敵なショーでした!
///// JUDGE /////
MOCCHIN, HAL, Hinoken
MOCCHIN
まず特筆すべきは、仙台のお客さんの温かさで包まれ、出場者のパフォーマンスが上がった戦いとなり、良い意味でジャッジ泣かせなコンテストでした。今までのコンテストでは、勝つことだけを目的とした見栄え重視の作品が多く見受けられましたが、今回、自分達らしさを全面に押し出すチームが増えてきたように思います。もちろんそのチームのダンサーも勝つことを目的としていますが、その選択肢として、派手さではなく、キャラクターや音楽へのアプローチを特化させることに着目しているチームが少なくありませんでした。その中でも、いかに音楽に対してナチュラルか、自分たちもナチュラルでいられるか、そしてその音楽を踊ることで、更に良い音楽に聞かせたチームにとても惹かれました。見た目の派手さではなく、音楽を軸に展開している振付や構成、そしてその中に存在し、自分たちと音楽が一体化しているように感じたチームに高得点を付けました。一言で言うと、「振付を踊るために音楽を鳴らしたチーム」ではなく、「音楽が鳴ったから踊ってしまったチーム」です。この両極な2つは、ダンスが取り上げられる時代になったからこそ起こる現象かと思いますが、パフォーマンスは音楽のためにあることを忘れないでいたいなと自分自身に心から思ったコンテストでした。入賞以外では、「kecelacela」は、今回、最も自分の魂に響いたチームです。1番高得点を付けました。残念ながら今回のファイナリストには選ばれていませんが、僕的にはダントツのダンスチームです。空間の使い方と音楽へのアプローチ、ステップ1つ1つに対するこだわり、振付のチョイスが繊細で、どこをどう切り抜いてもカッコいい、しかありません。土着感が、魂を呼び覚ます民族の儀式に見えて来て、ステップを踏む度に、心に湧き上がるものがありました。構成もたくさん入っていましたが、それら1つ1つが景色となり、作品をまとめていたように思います。「kecelacela」を、ファイナルでたくさんの人に見てもらえないことは残念で仕方ありませんが、ダントツでした。その他には、、、作品のバイオリズムが抜群の「鴎威」。曲のセンスと編曲が抜群だった「COMFORT」。高テクニックの「FAME」。名曲「Toss It Up」の編曲にしびれさせられた「OLD RIVER」。ハートに届くステップと演出力が高い「VIVA J ORCHID」。振付に遊び心が溢れる「ケロとヨメ」。ステージングが巧妙だった「wazi」。空気感がとてもCOOLだった「Foodies」。ステップのループチェンジが異常なまでに気持ちよかった「為」。も印象的でした。
HAL
音楽がjazzyテイストだったりAfricanテイストだったり、弦楽器ベースなお洒落な音を使うチームが多く、流行りの音を使うといった感じが無く自分達のstyleや好きなモノを貫いてるチームが沢山いてとても良かったです。審査ポイントはやはりチームでの大会なので、チームメンバーとの意思疎通が感じられる作品や動きのニュアンスがハッキリ伝わるチームや、ユニゾンは各自動きに個性が有りつつ、しっかり音の合わせが出来ているチームに自分的には高評価を付けさせて頂きました。メンバーの誰が作ったコレオの部分だったにせよ、そのコレオのニュアンスや、どの様な空気感を出すのか、そして音の統一が出来るチームは、メンバーに対して凄くリスペクトのある良いチームだと思っています。入賞以外では、「lilu-fuki」は、お洒落かつsexyさのある色んな要素の混ざった新しいジャンルのテイストで、今後また観たいと思う2人の素敵な世界観でした。細かな音へのアプローチも好きでした。「玻璃」は、コレオや動きのセンスが最高に良く、2人のスキルもしっかり観れる作品で好きでした。女性同士での絡みでなかなか難しいリフト辺りもサラッとナチュラルに取り入れ息の合ったダンスに心打たれました。今後彼女達が更に殻を破り最高なチームになって行くと勝手に思って観ていましたw。「Un-jouk」は、男女ペアでの良い意味でクセの無い指先まで美しい動きとsexyさに惹かれました。男性の方の首や腰の動きが柔らかさと強さが混ざり常に音が見えてくる感じと、女性のしなやかさや品のあるsexyさの中に指先や目線にまで重みや強さのあるダンスがとても好きでした。2人のバランスがとても良くてまだ観ていたいと思わせてくれる作品でした。「Busta Gang」は、出だしの観ている人を一気に引き込む面白さのある動きからラストまで駆け抜けるパワフルかつ計算された流れと笑いも有りつつ感動しました。"人を楽しませる、笑いを提供するダンス"は安易では無いのと、スキルもないと出来ない事だと思っているので、いつかそのstyleでも大会にも上がって行くチームになって欲しいと思いました。ビヨンセのくだりと、やりきり感が堪らなく好きですw。「ケロとヨメ」は、お二人の空気感と、互いに向き合って踊るシーンがとてもカッコよく、温かく心に響きました。力強い動きでお洒落なダンスのケロさんと、ヨメさんのパワフルさと、足の上がる高さにびっくりしたりと、沢山感動のあるダンスを見させて頂きました。大好きです。
Hinoken
最終予選ということもありチーム数も多くレベルも高く非常に難しいjudgeでした!ただ最終予選でありながら序盤から声援がかなりあってとても雰囲気のいい状態だったのは仙台の暖かさなのかなと感じました。僕の中ではずば抜けてここだというチームは2チームほどで、あとはかなり均衡していました。いいショーを作り上げているけど、すこし考えすぎて複雑になってしまっているチームが多かったり、チームとしての作り込みはよく出来ているけれど、一人一人のエナジーや圧力がすこし少なく感じてしまったチームも少なからずあり、自分達もよくそこは悩むのですが、やはりストレートに自分達の良さを伝えられるダンサーとしての人間力は大事だなぁと改めて感じさせられました!入賞以外では、「Busta Gang」はテクニックもあるのに、キャラクター全開で何よりもやり切っていて僕は好きでした!「為」は2人のテクニックももちろんですが、グルーブ感も2人で一つのものが伝わってきて素敵でした!「玻璃」はコンタクトの良さと2人の世界観に引き込まれました。「ケロとヨメ」は本当にシンプルなポイントやポージング一つ一つにエナジーもファンキーさも、そして何より人間力が込められていて本当に心を打たれました。