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EVENT REPORT

イベントレポート

JAPAN DANCE DELIGHT VOL.27 FINAL

2021.08.21 UPDATE
イベント日程 2021/08/21  12:30-
イベント会場パシフィコ横浜国立大ホール

昨年は開催中止、2年ぶりの開催となった
世界最高峰ストリートダンスコンテスト
“JAPAN DANCE DELIGHT VOL.27 FINAL”
見事優勝を勝ち取ったのは、今回で何と5度目の優勝!
BREAKINGチーム "MORTAL COMBAT"

 

 

 

▼WINNER
MORTAL COMBAT(BREAKING/大阪・兵庫・沖縄・石川・フランス)

YAZAKI
新たな新境地を見たというか、芸術性を感じた作品でした。2018年に僕らも出ていた年にモーコンも出ていて、メンバーもリニューアルされていてその時の印象は今まで通りのモーコンが若手加えて…みたいな印象でしたが、今回は選曲から違くて、尚且つ個々の見せ場を周りが援護射撃しているみたいな。今までのセオリーだと見せ場やる人がいて周りは引き立て役だったのが今回は一帯感を出していると言うか、それも含めての流れが常に展開していて、次は何してくれるんだ?って感じに観ていてワクワクしました。


YOSHIE
作り出す世界観、空気感が他よりひとつ上をいってる感じがしました。使う曲のアプローチも魅せ方、構成、衣装、センスが良く、洗練されていてアーティスティックでありながらブレイクダンスの持つストリートカルチャーの核の部分は消える事なく見応えだらけなパフォーマンスでした。進化し続けるMORTAL COMBATに脱帽でした。


NOBOU
若いメンバーとの融合をしながらも安定感と纏まりがあって隙がなかったですね。今まで培って来たものなどをちゃんと後輩に伝え、若いメンバーがさらに進化させて、良い物にしていける、そんな関係を構築しているチームだからだと思います。本当におめでとうございました。


MOCCHIN
言葉にするなら「Digital Breakin」という言葉が自分の中でしっくりきています。作品を見ている内に、メンバーがだんだんピクセルかと錯覚するほど、ダンスのデジタル化のクオリティが高かったです。技術を使って新しいものを表現することに成功していたのではないでしょうか。そして何より、そのイメージを完全に、振付・構成・楽曲・衣装・髪型、全てに落とし込まれていました。自分たちの技のスキルを最大限にエンターテイメント化させた、新しいBreakinの形を作り上げることに成功した新MORTAL COMBAT誕生ですね。僕の個人的なリクエストにはなりますが、Toprockなどもデジタル化されればパーフェクトですね!


KAZUHIRO
衣装・曲・構成と彼等の持ち味のスーパースキルが素晴らしくマッチしてて、彼等を見慣れているはずなのに作品の最後までずっと引き込まれました。とても完成度の高い作品でした。


HASE
素晴らしいの一言でした。5回もチャンピオンになるなんて、もう言葉にできません。使用していた音源も、表現者としてのチャレンジ精神や、幅を感じましたし、BREAKのスキル、構成を越え、アイデアも斬新な、芸術作品として完成されたSHOWに、感服いたしました。あの日の優勝にふさわしい作品でした。


Suthoom
今までのMORTAL CONBATの雰囲気とはガラッと変わった印象がありました。選曲も含め作品性の高いアートを見ている感覚にさせて頂きました。後半のLOWなBEATでも一歩先を行く構成力、鍛錬による完成度、世界レベルの作品でした。本当に素晴らしかったです。
 

 

 

▼2nd PLACE
VIBEPAK (HIP HOP/東京)

YAZAKI
最初から最後まで全員で全力疾走な感じでしたね。作品としての決まり事はあったんでしょうがそれを感じさせないSESSION感がありました。あの人数だとよく有るマスゲーム的な展開になりそうですが、そうではなく自由にしている様にみえてきっと決まり事がある、目まぐるしく変わる展開がストリートダンスの良さを引き出していたと思います。あれだけ人数いてあのように常にフルパワーダンスで移動しまくっていたら導線被って「ぶつかっちゃってゴメン」みたいになりそうですが(笑)スムーズな流れでしたね。


YOSHIE
これは誰にも真似できない9人のとんでもなくクオリティーの高い究極の遊び。もちろん計算されてるとは思うけど、びっくりしました。シンプルな事をあんなにカッコよく見せられる理想系。ダンスや音楽の愛し方が生き様となってステージを飛び越えてた。ひとりひとりの
オーラがぶつかり共鳴する芸術でした。終わって思わずすげ~って言っちゃいました。


NOBOU
フリーで踊ってる感じをベースにしてるからこそ、全員が全部を出し切った感じの踊りで迫力のある伝わる踊りでした。その辺りも計算しての作り方なのかなと思いましたし、それをしっかり纏めてパフォーマンスしていたのがめっちゃ良かったです。


MOCCHIN
正直に言うと、あまりグダグダ書きたくないーー!笑 僕の中ではダントツ優勝でした。彼らのショーを見ている間、全てにおいて「カッケ~~」しか出て来なかったんですよね。もちろんジャッジという観点から何がどう良かったのか、書けることは死ぬほどあるんですが、あえてVIBEPAKに関しては言葉にしたくないんです。それは、彼らのダンスが完全にHIP HOPを通した自己表現LIVEの極みだったからです。どんなにうまく語源化しても、言葉が薄くなってしまい、逆に彼らのダンスの価値を下げてしまうと思うほど、自分の中では感動の4分間でした。「もう一度見たい」今はただただそれだけです。ダンスの一番大切な部分を思い出させてくれてありがとうございました。


KAZUHIRO
計算されたLIVE感とグルーヴ感が心地良く、圧倒されました。大勢いるにもかかわらず1人1人の個性も光ってて、ストリートを感じました。


HASE
まるでライブを観ているような、音とダンスとバックグラウンドが一体化した、新しい表現方法を提示してもらった、新感覚の作品でした。個々の良さを最大限に引き出しつつ、お互いのスキルや表現したいことが上手に絡み合って、観る人に感動を与える作品だと思います。30分くらいのSHOWというかライブを観てみたいなと思いました。


Suthoom
段の彼らが大事にしてる(多分)、ストリート性、サイファー感を大事にしながらも、コンテストとしての見せ場もしっかり作り、今の自分達のありのままのHIP HOP精神を、本気で体現、表現した素晴らしい内容でした。唯一無二のCREWに仕上がって来てるなと感じました。

 

 

▼3rd PLACE
Jungle Mover (HIP HOP/茨城) 

YAZAKI
コンビ愛と言いますか(笑)「ダンス漫才」観てるみたいでした。あの広さを有効に使おうとしてダンス自体が大味になっちゃってるチームも居た中、彼らは「2人で丁度いいスペースです」みたいな印象でした。
彼らの前がTAKASAKI FUNK CLUBだったんですがその一部を自分たちのネタの中で即興でパクるみいな(笑)しかも「うちはセンターから出で来ます」みたいな…袖でモニター観て寸前でやるの決めたんだろうなぁ~とか思いました(笑)BATTLEでいったら相手がやってきた事返すみたいな感じですよ(笑)兎に角あの舞台での自分たちの時間を楽しんでいる印象でした。


YOSHIE
いろいろ最高!!!2人であんなに楽しませてくれて、あのHIP HOPの曲でこんなにバリエーション高く見せられるとは。正直、構成力ハンパない。アイディアもいちいちツボです。それに2人の人間力まであるからずーっと見てたい!って思えました。終わり方とかもう最高~に好きです。2人の関係性がなせる技、素晴らしかったです。


NOBOU
仲良し2人組がめっちゃ楽しみながら作って本番のステージに上がってきた感じでした。ステージを駆け巡って遊んでる感じのパフォーマンスがめっちゃ良かったです。


MOCCHIN
めちゃくちゃポジティブな意味でですよ、Jungle Moverのショーが終わった瞬間、「なんそれっ!」って叫びそうになりました、いや、言葉に出ていたかも知れません笑 彼らを言葉で表現するなら「しんぷる いず べすと」っていう感じです、しかも手書きで。きっと彼らはそれを理屈ではなく、本能で理解しています。いや、それしかできない、それが自分たちの一番の強みだと分かってるんでしょうね。そこに嘘偽りはなく、狙ってるわけでもなく、ナチュラルに音楽の中に存在していました。決して使っているテクニックの数は多くなく、曲も昔からある有名な曲のほぼ1曲使い、ステージにはたった2人。これだけダンスシーンが進化した時代に逆行し、4分間見せ切るというのは、どんなテクニックを身に付けるより難しいことだと思うのです。素敵な2人です。


KAZUHIRO
2人の信頼感と愛を感じました。あの大きなステージを1曲使いで2人で最後まで飽きさせる事なく見せきった、アイディア・構成に脱帽しました。見終わった後は皆ハッピーになれましたね。


HASE
2人の関係性、ダンスへの愛、HIPHOPの理解度と伝え方の試行錯誤にたいする真摯な姿勢に、本当に感動しました。60歳になっても、2人でSHOWをして欲しいし、観たいと感じる、魂と生き様がこもったダンスでした。


Suthoom
2人でこの構成、選曲。単調な曲だったのにも関わらず本当に4分間飽きること無く最後まで楽しませて頂きました。めちゃめちゃ考え込んだであろう内容でしたが、それを感じさせる事の無い力の抜けた作品、会場も温かい雰囲気に包まれ、見終わった後にほっとした安心感がありました。彼らの等身大のHIP HOP愛が感じられた作品でした。

 

 

▼SPECIAL PRIZE
ABANDON (ABANDON/神奈川)

YAZAKI
正にジャンルABANDON! ここも2人での時間を楽しんでいましたね。タット系合体系が持ち味のチームだと印象がマンネリになりがちなイメージあったんですが彼らはそれを感じさせない作り方をしてきましたね。多分同じ感じの振りはあるんでしょうけどそう見せない展開というか。冒頭seriousな感じで行き中盤以降はfunnyな展開に持ち込んで観ていて飽きない流れでした。


YOSHIE
もう、かなりプロフェッショナルを感じました。出すもの全て裏切らない!期待を全て超えてくる魅せ方アイディア。ヤバすぎです。


NOBOU
作り込まれた作品でユーモラスな感じもあり印象的なチームでした。組技の時に少し置きにいってる感じがしたのが勿体ないく感じましたが、アイディア等は面白かったです。


MOCCHIN
ダンスとアイディアのバランス力が抜群でした。アイディアの量がすごくて、毎日アイディアばっかり考えてるのかな、とか勝手に想像していました笑 またそれを活かす2人のキャラに惹きつけられ、また次の作品を見たいと思いました。


KAZUHIRO
2人の絡み・合体技の数々。BBOY的視点で言うと、コンテストよりもバトルで強そうだと感じました。クリエイティブ素晴らしかったです。


HASE
つねに新しい表現方法提示して、唯一無二の存在であり続けようという、2人の想いがビシビシ伝わるSHOWでした。そして、なにより、踊っているときの楽しそうな表情に、ダンスへの愛、JDDへの愛を感じました。


Suthoom
彼ら独自の世界観に圧倒されました。生み出す力、表現する勇気、臆すること無く貫く姿勢に心からリスペクト。

 

 

▼SPECIAL PRIZE
FALL IN JAZZ (BEBOP/東京・北海道)

YAZAKI
今大会の目玉チームの筆頭ですね。その期待を裏切らない感じは流石でした。ホリエさんは勿論ですがJIME君を始めとするメンバーの今回にかける想いも凄く感じました。


YOSHIE
もう登場から素敵だし、ワクワクさせて心をつかむ、ほりえさんと信頼関係のみんなのIT'S SHOW TIME!!って感じで素敵でした。
ほりえさんが途中でチーム名を叫んだりするのも好きでした。Be Bopの遊び心沢山感じました。


NOBOU
エンターテイメント性のある煌びやかなSHOWで作り方も流石だと思いました。ホリエさんを中心に纏まっていて伝える踊りプラス魅せる踊りで感動させて頂きました。


MOCCHIN
HORIEさんの魅力をたっぷり堪能させて頂きました。1つのショーに主役を立てる作品は、他のメンバーとのバランスがとても難しいのですが、そのバランスも高水準でクリアしていました。脇役が脇役で終わらないという部分も高評価です。『THE SHOW』を楽しませて頂きました。


KAZUHIRO
これぞエンターテイメントショーだと思いました。それぞれの個性、そしてなによりホリエさんの人間力に涙腺緩みました。


HASE
自分がコメントさせていただくのもおこがましいですが、HORIEさんの存在感、ダンスへの姿勢、向き合い方に、勉強させていただくことしかありませんでした。自分がダンス人生を懸けてきたJDDに、師匠が出場されている姿を、審査員という立場で拝見できたことが、感謝でしかありません。そして、チームメイトが違うチームで出場している姿を観ることができたのも、素直に感動的でした。先輩・後輩を含めて、皆にリスペクトしかありません。BE-BOP、やはり最高です。


Suthoom
空気感、シルエット、ファッション、こだわりのBe Bopを堀江さんを筆頭に体現していました。おしゃれで素敵なショウでした。

 

▼SPECIAL PRIZE
LOW FAT MILK.T-PAC (LOCKING/兵庫)

YAZAKI
ここは自分の中ではもっと上の順位でもいいと思いました。ピーコさんのロボットソロからの最後までの流れ…終わった後泣きそうになりました。あの夫婦とピーコさんの関係性が作品に凄く出ていて感動しました。


YOSHIE
3人の個性が全く違うのに調和してる感じがたまらなくストリートでした。ピーコさんがロボットを初めた瞬間空気が変わったし、そこから一気に何かが動き出した感じがありました。あー長くダンスを愛して来た人のダンス力は重みとオーラと雰囲気で人の心を掴むんだなぁと、、なおかつ勝負に来てる感じに感動しました。FALL IN JAZZのほりえさんとLOW FAT MILK.T-PACのピーコさんのお2人はもう人間力というか、長くこのダンスを愛して続けて来た人の重みとオーラは素晴らしいとつくづく思いました。ダンスが生きてる!


NOBOU
師弟と夫婦が1つの家族のようになったチーム。P-KOさんが空気を変える瞬間、存在感がめっちゃ凄くて魅了されました。


MOCCHIN
後半のLOCKとロボットで同じ振付を踊る部分のクオリティが高かったです。また、途中のアイディアも高難度でありながらサラっとこなすあたりがお洒落でしたね。作品で3人の普段の関係性をもっと見たいと思いました。


KAZUHIRO
師弟関係の信頼感を感じた作品でした。技術はもちろん、振付・構成、そしてピーコさんのロボットダンスの存在感凄かったです。


HASE
お三方の関係性や想いが、踊りに滲み出ていましたし、SHOW中のアイコンタクトや笑顔から感じるダンス愛が印象的でした。いくつになっても、どのような立場になってもダンスを愛し、追及し続ける姿を拝見でき、ありがとうございますという言葉しかありません。


Suthoom
ダンススキルに無駄のない動き、深み、いぶし銀。シンプルな構成ながらも圧倒的なダンス力に感動を覚えました。

 

 

▼MC&JUDGE

左から:MC USK、Suthoom、YAZAKI、YOSHIE、MOCCHIN、NOBOU、KAZUHIRO、HASE

 

YAZAKI (ゲロッパ /fumihiroko)

 

初出場や若手組…何度もチャレンジしているベテラン勢…親分的な、チームの核となる人が後輩や生徒を引き連れての挑戦…2年越しの思いで挑んだチームなど、其々が其々の絆というかチームワークというのかを持っていて、特に昨今の世相的にその部分を強く感じた大会でしたし、そんな中で新しい切り口、見せ方を提示してきたチームもいたのを感じた大会でした。最高峰の舞台で上手いのは当たり前で、違うコンテストだったら、優勝クラスのチームばかりの中、練習ではもっと良くても当日のあの舞台で、如何に足並み揃えて1つになれているかがより強かったチームに自分的には高評価を付けました。
入賞チーム以外のチームも、FINALの舞台なんで皆んな素敵でした。挙げ出したらキリないですがそれでも絞ると…「Nifty」は初見でしたが勝手な印象、緊張なのか普段の主戦場と空気が違っていたのかもっと出来るんじゃないかと思いました。終盤もっと入り込めていたら。「EXmatic.」は質感、空気感が素晴らしかったです。ずっと観てられる感じでした。特にリッキーが凄かった。「MAD ON J MASTERS」は選曲と流れが凄く良かったです。文明堂のカステラのCMみたいな(笑)。振りのシンクロが悪かった気がしましたが自分的には得点高かったです。「IB6side」はユーモアな中にも確かなスキルがあり、作品の流れやオチみたいなものを持ってくる遊び心が良かったです。なんでしょう…茨城チームは「ダンス漫才」「ダンスコント」の様な観てるこちらを楽しませてくれる感じが素晴らしいですね。勉強になりました。「F.S.A」は、全体的な流れが凄くスムーズで2人なのにステージの使い方が自然でした。あの2人だからこそのルーティンでしたね。「Nuzzle」は、スキル高いし全体の流れも良かったです。「Body Carnival」は、衣装的なものもあるのか宇宙旅行感がしました(笑)そう思ったのは自分だけかもしれませんが(笑)素晴らしかったと思います。「JAM」は、先輩達から受け継がれてるチーム名に恥じない漢なDANCEでした。特にクーニー君がカッコ良かった!クールにでも内には熱いものを秘めるっていうあの彼の感じを全員が出せていたらもっと上に行けたと思います。

今回、印象的だった出来事を教えて下さい。

まずこの災害級の状況の中開催していただいた事、会場を使用させて頂いたことに感謝します。あとコロナ禍になり配信するという文化が加速していき、多分これがスタンダードな事になって行くのかなと最近思います。足を運ばなくてもLIVE映像で観れる。遠方の人や海外ファンは有難いですね。現場が1番ではありますがこれはこれで新たな分岐点なのかもしれないと思います。あとは、印象に残っていることポイントで言うと、
・JIME君の眼鏡落とし問題
・ホリエさんのあのピンクをあの歳で着こなせれるのは林家ペー、パー子かホリエさん位だ(褒めてます)
・マル君の下手からのハンドスプリングゲッダン
・今回舞台降りる人が多かった。しかもlocker。
・ピーコさんの最後の話は実はOSN優勝して言いたいって言ってるのを2018年のOSN終わって飲んでる時居酒屋で言ってました(笑)だから何を言い出すか自分は分かりました(笑)

 

 


YOSHIE (Be Bop Crew/ebony) 

 

2年ぶりのJDD開催。私自身も中々生のダンスを見る事が減っているこの状況下、久しぶりにJDDの出場者のダンスを見て改めて、あー私はこのシーンが好きだ。JDDで見るダンスが心から好きだ。と思わされました。新しい顔ぶれ、常連、ベテランが同じ土俵で戦っていて見応えがありました。作品にしても新しい見え方や個性の上でもクリエイトしようとする姿勢を感じました。その中でも自分達の方向性が定まった上でハイクオリティーな説得力があり安定感の中にも遊びがあり空気を持っていく力、4分を凌駕していたチームを高く評価しました。入賞以外のチームでは、「EXmatic.」には、完全に魅せられました。音を見てる様でした。素敵な音楽で感動的でした。リッキー君の目線は自分の中であり、外であり、空間であり、音であり相手であり、日々である!と感動しました。終わり方すごい好き。「PERMANENT」は、ひとり遅れて入ってからの並んで後ろに下がりながらのお尻のダンスが今日いち好きだった!「IB6side」は、まるでドラマの主題歌のMVを見てる様な芝居の様なダンス。時に真剣に時にふざけてコントラストが気持ちいい。あんな芝居心誰にでも出来る事じゃないんです。「F.S.A」は、世界レベルのフロアールーティンセンス、ハンパなかった。何度も声でました。「Nuzzle」は、何しろスキルがしっかりあった上での世界観が素晴らしかった。魅せ方も他に無いですし説得力がありました。最後の終わり方もため息がでました。素敵です。「Funkyshit」は、いやぁー素晴らしい!アンティークな世界観をあそこまで見せきれるとは。お洒落だし表現が板についてるし、素晴らしいです。2人の良さを生かせてましたし、まるでショートムービーを見てる様でした。セピア色の世界観、これまた出来る人なかなかいないです。「Body Carnival」は、素直に涙がでそうでした。なるみちゃんの一瞬の目の輝き忘れられません。

今回、印象的だった出来事を教えて下さい。

出場チームのほとんどがステージに感謝して当たり前の今日に感謝して踊ってると感じました。心から楽しんでるチームが多かったと思いました。それが何より素晴らしいと思いました。ダンスの力、高め合いの競い合い胸が熱くなりました。JDDは本当に素晴らしい、唯一無二のコンテストです!

 

 


NOBOU (3D CREW/O.G.S /BOOGALOO IN OSAKA)

 

ファイナリストならではの様々な表現方法や選曲、見せ方、質の良い踊りをするチームが多数見受けられたと思います。結果が出なかったチームの中でも更に良くなるだろうなと思うチームが幾つかありました。その実力があれば優勝出来ると思うぐらいの物を持っていると思うので、魅せ方を変えれば結果は変わると思います。自身も今までのチャレンジの時は、自分達のこだわってる所、見て欲しい所を効果的に見せる為にはどうしたら良いのか、詰め込み過ぎてないのか、遊べる部分や抜くポイントはあるのか、4分を俯瞰で捉えて全体的にどう見えるのか、などを凄く考えました。その上で本番の時にどれだけ引き込む事が出来るかを意識して練習してました。ただ踊ってるだけだと普通に見えてしまって勿体ないので、もっと伝わる踊りが出来るように試行錯誤が必要だと思います。入賞チーム以外では、「PERMANENT」は、最初の入りから魅せられました。途中の斬新なメンバーの入り方、個性的な遊び心がある中でも、しっかりと纏めていて個人的に1番良かったですし、入賞してもおかしくないチームと思っています。「EXmatic.」は、2人の質感の良さにソロもカッコ良く、やりたい事だけで勝負している感じでしたね。質の良さは1番やったので、更にチームとしての進化をして欲しいです。「IB6side」は、ストーリー性のあるパフォーマンスで、2人の世界で踊っていてほのぼのした感じが良かったです。「W☆UNITY」は、SHOW UPされた作品で個々の力もあって好きなチームなのでチャレンジし続けて優勝して欲しいです。「DELTRIX」は、それぞれの曲でやってる事は良かったと思いますし、最後の追い込みも引き込まれるものがあったと思います。1つの作品としての纏まりが出来れば変わると思います。「TAKASAKI FUNK CLUB」は、MALのキャラを生かした構成で楽しく見させて貰いました。「SS」は、入り方に質の良さ、選曲の良さや1曲目で引き込まれただけに勿体ないと思いました。後半でもっと引き込めていれば結果は変わったと思います。「Funkyshit」は、2人が会話をしてるような踊りで気持ち良く見させて貰いました。「Drip nuts JAM」は、気持ちも籠っていて雰囲気のあるチームだと思います。計算された移動のルーティンのアイディアも良かったです。「V-RAZE+WAZA」は、伝わる踊り方をしていたと思いますし、作品的にも纏まっていたと思います。「JAM」は、大トリでの登場に恥じない踊りで2曲目は特に引き込まれました。

今回、印象的だった出来事を教えて下さい。

原田さん、TANABON、アドヒップの皆様並びにスタッフ関係各位の皆様、コロナ禍の中の開催は本当に大変だったと思います。当にお疲れ様でした。ファイナリストの皆さんもコロナ禍の中で練習も大変やったと思います。色々と苦労してのチャレンジ本当にご苦労様でした。

 

 


MOCCHIN (D'OAM)

 

JDDの舞台に立つチームは、技術、作品力があって当たり前という、強豪揃いのコンテストですが、その中でも「ステージに立っているチーム」いわゆる「存在感」のあるチームは見ていても「もっと見たい」と思わせる力があり、作品を短く感じさせていたのが印象的です。また、「曲によるシチュエーションの変化」ができるチーム、特に2曲以上使ってMIXする際に、曲が変わることでストーリーが進展したり、テーマがはっきりしてきたり、風景や時間軸、チームメイトとの関係性が見えてきたチームの作品に引き込まれました。そして僕の中での評価を一番大きく分けたのは、ダンスの技術を「自分自身の表現のために使っているかどうか」という点でした。作品力・技術に加え、その技術を表現のために体に落とし込むことを意識しているダンサーと、そうでないダンサーがはっきりしていたのが今回の傾向でした。上記の3点を網羅しているチームの中でも、更に、自分たちの強みを特化させ、こだわりを貫いたチームが入賞にまで至ったように思います。貫くことの大切さと難しさを、改めて勉強させて頂きました。入賞以外のチームでは、「EXmatic.」は、何故か分かりませんが、涙が出そうになりました。1つ1つ動く度に魂を全て注いでるように見え、集中力が異常なくらい高く、心をグッと掴まれました。また曲へのアプローチがとてつもなく深かったと感じました。「Drip nuts JAM」は、自分たち自身を表現する力をとても強く感じました。質感の高い動きに加え、バイブス、グルーヴも感じる上に、意表をついて出てくるコンタクトの精度、タイミングが抜群です。その作品力に加え、新しいHIP HOPの方向性をはっきりと提示した作品だったように思います。感性がとても好きでした。その他、「MAD ON J MASTERS」「IB6side」「SS」も僕の中で高得点でした。

今回、印象的だった出来事を教えて下さい。

当日、会場に着いて出場者の方達と出会ってすぐに感じたのは、例年のJDDのピリついた感じだけではなく、どこかあったかい感じがしました。ライバルだけど、お互い生きて今ここにいる、と言うことを無意識に感じていたのかなと思います。そして、コンテスト中は、声援のないコンテストであるにも関わらず、会場の盛り上がりをとても感じました。当たり前だったことが当たり前でなくなった瞬間、全てが『有り難い』に変わりました。『有り難い』を感じたJDD VOL.27。ADHIP、関係者、出演者、観客のみなさま、本当に『有り難う』ございました!

 

 

 

KAZUHIRO (ALLAREA/O.G.S)

 

やはりレベルが高かったですね。ダンスの技術が高いのは当たり前で、そこからいくつもの自分達の引き出しを音楽・衣装・ステージを使ってどう表現しているか?あのステージでいかに自身の平常心を保ちつつ熱くなれるか?どんな人間力を培ってきたか?そこをトータルで評価しました。Q.入賞しなかったが印象的だったチームを挙げて下さい。それぞれに対して寸評もお願いします。入賞チーム以外では「PERMANENT」は、それぞれの個性が前面に出てて、かつ一体感があり良いチームだと思いました。何より個々の自分達を表現する肝の強さ・人間力の強さを感じ、僕の中では高評価でした。「W☆UNITY」は、FRESHでしたね。BBOY・BGIRLみたいにメンバーそれぞれ得意な動きを持ってて、盛り上げ所をしっかり抑えた作品でした。これから楽しみだと感じました。「TERM-INAL」は、スムースさとダイナミックさが融合してて、迫力ありました。カッコ良かったです。「Funkyshit」は、オシャレ過ぎる!これはモテるダンスだなと思いました。

今回、印象的だった出来事を教えて下さい。

やはり、コロナ禍で去年は延期になり、今年も緊急事態宣言が出された中で、主催のADHIP、関係者の方々、出場者、観客、全ての方のダンスへの愛でJDDが開催された事が印象的でした。そこにジャッジとして関わらせていただき、感謝しかありません。

 

 


HASE (Repoll:FX)

 

コロナ禍で2年越しの開催となった、今回のJDD VOL.27のFINALは、オープニングから涙無しではいられませんでした。ジャッジムーブの前に、感謝と感動で涙してしまいましたし、あの舞台にたどり着いたFINALISTの皆様のダンスを目の当たりにし、さらに感動が押し寄せまくってました。涙はなるべく堪え、しっかりジャッジさせていただきましたので、そこはご安心下さい(笑)。そのくらい今回のFINALは、ダンスに携わる者の一人として、意義のある、参加させていただき光栄な素晴らしい大会でした。改めまして、開催していただき本当にありがとうございました。コンテスト全体の感想としては、「制限時間」と「好きなダンスを表現に落とし込むこと」の2つの壁があると感じました。JDDの予選やシティーシリーズ、その他のダンスコンテストは一般的には3分以内の制限時間で出場者はショーを作っています。しかしJDD FINALはそれよりも長く3分半から4分。いつもと違うショーの作り方、観ている人を飽きさせない流れを作れていないチームが多い印象でした。そして、2つの壁を感じる要素は、相互に作用していて、制限時間だけでなく、好きなダンスを観ている人に伝える、感動させる、驚きや発見を与える、というアーティスティックな部分が欠けている、上手く表現出来ていないチームが多いように思えました。その原因は「足し算のショー作り」だと思います。この方法が全て悪い訳ではもちろんありませんが、スキルやそのジャンルの良さ、ニュアンスを伝えたいあまり、アレもコレもを詰め込みすぎて、パッケージとして飽和状態になっていたのではないかと感じました。例えば、3分で素晴らしく完成していたショーは、定食として完成している、食べて美味しいと感じる味であり量なのに、4分にする時には、もっと味を濃くしてしまったり、余計なメニューを付け加えてしまい、結果、お腹いっぱいで食べすぎて、定食としてのパッケージが崩れてしまった、といった感じです。要素をプラスするなら、冷奴や、お漬物を加える程度で良いのかなと思っています。そしてやりたい事を足し算する概念自体を覆し、表現したい事を究極にまとめる、集約させるための「引き算のショー作り」がエンターテインメントのショー作りには不可欠ではないかと思います。自分も常にその部分を意識してショーを作っていますので、皆さんと一緒に精進して行けたらと感じています。これからもダンスを、ショーを、そしてJDDを愛し、表現を追求していきましょう!入賞チーム以外では「IB6side」は、自分の中でかなり高得点でした。JDDの舞台で、2人で魅せ切って、あの空間支配した、ダンスとアイデアと表現にリスペクトしかありません。「F.S.A」は、観ていて気持ちが良く、スキルと表現のバランスが絶妙で引き込まれる、素晴らしいSHOWでした。「Body Carnival」は、チーム力の高さと、アイデアの豊富さに感動しました。そして、BREAKの表現の幅は無限にあるのだと感じさせてくれた、勉強になる作品でした。「Anthology.」は、自分がJDDにチャレンジしていたときは5人チームだったときより、各段にスキルは高いですが、同じような練習量と統率力を感じる、これから応援したい!と思わせる、今回もっとも大好きになったチームの1つでした。

今回、印象的だった出来事を教えて下さい。

今回は、とにかく、『開催していただき、ありがとうございます』という、感謝の言葉に尽きます。そして、もう一点、出場していたダンサーの皆様の、『年齢の幅』に感動し、ダンスというものが、生涯楽しめるもので、いくつになっても青春を感じることのできる、かけがえのない素晴らしいカルチャーだと、改めて感じさせていただきました。今はコロナ禍ですが、『リアルなダンスの現場』が大切であることと、人と人の繋がりや、ダンスへの想いを感じ、ダンス愛を共有することの重要さを再確認させていただきました。すべてのダンサーにリスペクトを感じています!とにかく、DANCE DELIGHTが好きなんです!コロナに負けず、ダンスを愛し、未来へと進んでいきましょう!DANCE change the WORLD!

 

 


Suthoom (SYMBOL-ISM /yygcru)

 

今年は全体の雰囲気として、2年ぶりと言うのもあったのかステージ上を思いっきり楽しんでるチームが多かったと感じました。傾向としては古き良きを大事にしたオールドスクールのダンススキルで見せるチームと、選曲も含め新しい事に挑戦し、既存のスタイルの中にも自分達の独自のスタイルを模索するニュースクールの中でも更にNEWなスタイルとの2極化が見られたと思います。そう言った中で、個人的には選曲、雰囲気、リズムワーク、シルエット、クリエイティブ、ファッション、フローと言ったトータルバランスの良いチームを評価させて頂きました。入賞チーム以外では「OVERSTEP CREW」「BetRay」この若い2チームには勇気を貰いました。選曲から含め、構成、シルエットまで、ストリートダンスマナーを大事にしながらも、臆する事無く、自分達で模索してスタイルを提示して行く姿勢に、とても感銘を受けました。まだまだ荒削りな部分はあったものの、それに相応するくらいのクリエイティブがあったように感じました。若い世代にはもっともっと既存の物をぶち壊しながらも、シーンをリスペクトしながら戦っていって欲しい。そんな願いも込めて。

今回、印象的だった出来事を教えて下さい。

コロナ禍開催の中、声援が出せない等色々な制限がありながらも会場は沸々とした熱気に包まれていた印象です。出演するダンサーもステージでしっかりと感じれたと思います。素晴らしいダンスが沢山で涙腺が緩みました。こんなにも涙腺が緩んだJDDは初めてでした。ダンスって素晴らしい、大好きだ。改めて感じた1日でした。

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