MENU

DANCE DELIGHT WEB SITE - 日本最大級のストリートダンスコンテスト「JAPAN DANCE DELIGHT」など多数のダンスイベントを運営するストリートダンスプロモーションカンパニー株式会社ADHIPの公式サイト

DANCE DELIGHT WEB SITE

Welcome to DANCEDELIGHT website!

To all international contestants... Please check our web page “FOR INTERNATIONAL CONTESTANTS” to participate any events.

FOR INTERNATIONAL CONTESTANTS

EVENT REPORT

イベントレポート

BATTLE OF THE YEAR 2019 JAPAN

2019.07.15 UPDATE
イベント日程 2019/07/15  14:00-21:30
イベント会場CLUB CITTA'

全国から21チームがエントリー!
優勝はレペゼン京都
“BODY CARNIVAL”

 


▼WINNER
BODY CARNIVAL (京都)

 


▼2nd PLACE
MORTAL COMBAT (北海道・石川・兵庫・大阪・沖縄・フランス)

 


▼TOP4
九州男児 (福岡)

 


ARIYA (埼玉・群馬・栃木・青森・高知)

 


▼TOP6
GOOD FOOT (群馬・東京・埼玉・石川・長崎)


nine states b-boyz (九州)

 


===ショー審査通過順位===
一位通過 九州男児
二位通過 BODY CARNIVAL
三位通過 ARIYA
四位通過 nine states b-boyz
五位通過 MORTAL COMBAT
六位通過 GOOD FOOT

 

▼DJs

DJ MAR SKI

今回のBOTYの印象は僕が2000年のWASEDA BREAKERSの曲を作ってからの事を考えるとショーのレベルはもちろん、全体のレベルの高さとショーのアイデアの素晴らしさを感じました。BOTYで勝つ為に作ったチームもあれば己のチームのスタイルをレペゼンする!というチームもかっこよかったです。ショーで印象に残ったのはもちろん「九州男児」だと思います。夏の花火を観てる様に圧倒されました。また「明石ブレイカーズ」のコミカルなネタや仕込みは誰もが笑顔になったのではないでしょうか(笑)。僕的ダンスの質として凄く味わい深かったのは「nine states b-boyz」でした。ジャジーなスタイルでBreakingを表現する事本当にスキルが無いと難しいと思います。全体的にショーの傾向としてやはり派手な曲!デジタル系のブレイクビーツ!を使用してるチームが多いと思います。時代の流れで様々な選択肢がある事はいい事なのですが、逆に何でもあり!?って言う風潮はブレイキングにおいてのカッコよさを損ねる事があると思うんです。音楽やカルチャーへアプローチや知識を理解してないと、若手が派手な曲で何でもありな事をやってしまうのは残念な結果を招く事になると思います。過去に僕はKEN SWIFTにBBOYシーンにアドバイスするなら何ですか?と聞いたら彼は「NO FOUNDATION NO FUTURE.」基礎のない奴に未来はない。と言ってました。しっかり自分のやっているカルチャーを理解する事が大きな一歩だと思ってます。それと、DJ目線から感じる点として、バトル中に曲が変わっても、何がかかっても同じルーティーンや自分のネタだけをやるというスタイルです。大会に勝つ為に練習する事は素晴らしい事のんですが、ただの予習復習のスタイルでバトルしてるのは、バトルのシーンにおいて本末転倒だと思ってます。この相手!この曲!だから誰が踊る、曲が変わってこのテンポならあのルーティーン出そう!とか、こういうトップロックで踊ろう!とかそういうスタイルが少なくなったなぁ、、、と思います。現場においてBBOY BGIRL 達の本来の楽しみ方が全く変わってきてるのかなぁ、、、と感じる時があります。もちろん皆んなが皆んなそういうBBOYやBGIRLじゃないんですが、BBOY BGIRLである前にダンサーなんだという事を再認識して欲しい時があります。それと、最近のバトルで僕がスピンする曲で意識してるのはクラシックはもちろんの事、ファンクやソウル等様々アーティストが楽曲とリリースしている曲を昔ながらのスタイルでかける事です。今はブレイキング向けにトラックメーカーが作ったハードビート系の派手でスピード感のある曲を好む傾向があります。僕もBC ONE等のテレビやストリーミングで著作権の問題をクリアにする為にやむ得ずスピンしないといけないイベントやシチュエーションだとそういうスタイルでやりますが、著作権の問題がクリアされてるイベントであれば僕はミュージシャン達の素晴らしい楽曲を沢山探して聞かせたいと思ってます。単調なビートで踊っててもダンスが上手くなるなんて思いません。だからこそ僕はDJとしての大事な作業の一つ、ディグをし続けてカッコイイ曲を探し続けて、それを現場に届けたいと常に考えてます。日本のダンスのレベルにおいては非常に高い位置にいると思います。だからこそダンスイベントでDJをやる事、音楽を届ける事は本当に大切な役割を担っると思うので、いいイベントには素晴らしいオーガナイズとDJがいて素晴らしいダンサーがそこに集まる。そういうシーンになっていくといいなと思います。

 

DJ TOGACEE

昨年もこのBOTY JAPANでプレイさせてもらい2年連続でしたので、昨年のイメージとは違い、FUNK,DISCO系の選曲をさせてもらいました。バトルでプレイする時は、そのイベント全体の流れ、その近辺でプレイしたイベントの、自分の傾向を意識しています。つまりここ2ヶ月くらい僕がBREAKイベントでプレイする時、割とHIP HOPも多めに選曲していた事と、今回のBOTY JAPANは、ショーコンテストでHIP HOP中期から近年の曲を使ってるチームが多かったので、バトルではFUNK,DISCO系となりました。ただ、MAR SKIさんと交互にプレイしていたので、例えばTOP6のバトルで、MAR SKIさんが先にプレイされた時にHIP HOPメインのプレイであれば、イベントの流れとしてはその次のTOP6のバトルもHIP HOPメインにしたほうが、イベントのカラーとして引き締まります。そんな事気にせずに、FUNK,DISCO系のプレイをしても全く問題は無いんですが、僕はそういう他のDJとのセッション感と、イベント全体のバランス感を作るのが好きです。逆にイベントを通して、ずっと同じテイストの曲が流れていたら、どこかでガラっと流れを変えるのも、また違ったバランス感として好きです。観客の方々はそういうのも意識して観て頂けると、またひとつ観戦の楽しみが増えるかと思います。もうひとつ付け加えると、DJ TIMEは80's CLASSIC HIP HOPを、席取りシートに負けずにプレイさせてもらいました(笑)。DJの立場でショーを観てると、曲や曲のテイストが結構同じチームが居て少し残念でした。B-BOYとして見ても、構成もセオリー通りのワンパターンの枠にはまってしまっている所も多くて、僕も王道の構成は大好きなのですが、作るのならもっと圧倒的に突き抜けて作り上げて欲しいと思いました。ただ正直に言うと、今年の僕自身のDJプレイは少し物足りない内容で終わってしまいました。こんなにも参加者の皆さんが命を削ってる舞台で、不完全燃焼なプレイをしてしまった自分を反省し、常に勉強と努力を続けるべきだと再確認させてもらいました。また次の現場で、成長し前進し続けているプレイヤーの皆さんに、僕も応えれたらと思います。今年も情熱をありがとうございました!

 

 


▼JUDGE
YU-YA, Katsu1, Junior, SHIE-CHAN, Kouske


1. ショーケース審査の感想

Junior
レベルが高く審査はすごく難しかったですね。しっかりとディテールを見極めて点に差をつけていきました。今回ショーで6位以内に入れなかったチームにも世界へと羽ばたけるポテンシャルのあるチームはあったと思っています。


Kouske
今回、BOTY Japan 2015年以来の審査をさせていただきました。BOTYへは、自分は、イベント名も知らない頃からビデオで観続けては憧れた 本当に思い出の多いイベントです。

今回、ショーの審査をして思った事は、どのクルーも過去のBOTYを沢山沢山、練習も研究も膨大な時間を使って、バトルに残った時の事ももちろん考えて造っている事。当たり前の話ですがとっても自分には伝わりました。現在は、実績はもちろんお手本も先生も成功例も皆さんの身近に沢山有るので、逆に大変だったかと思います。只、審査項目がハッキリしている以上、しょうがない事ではありますが、高い技術を持ってるが故、観え方が似てしまうクルーが多かった気がしました。反対に、自分達がどこからやって来てどこに向かおうとしているのかを自覚しているクルーのショーは、結果に関わらずも、心惹かれるものがありました。

バトルオブザイヤーがバトルオブザイヤーで在る1番の理由は、バトルの前のショーこそではと自分は思っています。世界大会なる場で1番になる事、自分達の特色を世に見せつけたい、元々のBBoyの伝統・様式美を伝承していくため、その場を、みんなを盛り上げたい。そこで日々の努力を披露する事自体が挑戦、etc... どんな理由も正解も間違いも無いのですが、ことBOTYのショーコンテストでは、クルーや自分達の主張(テーマ、コンセプト 意味 選曲)がものすごく大事な場では無いかなと思います。なので自分は、なぜこんな風に踊っているのかという想像を、膨らまさせられるクルーに審査の重点を置かさせていただきました。おそらく過去の大会を振り返った時、記憶に残るクルーや日本の代表になったクルーのショーなどは、自分達の主張やこだわりを高い技術のブレイキングに置き換えた勇気溢れる作品だった事は、その時の音楽も含め誰の記憶にも残っていると思います。

2001年からBOTYのロゴの下に a change of direction... なる言葉が付いています。今までとはまた違うブレイキング、個人の技術はもちろん、団体としてのブレイキングの進歩・観え方が問われるイベントかと個人的には解釈しています。世界~日本中のバトルで大活躍している個人もクルーも沢山この日踊っていたかと思いますが、バトルとショーは根本的に違う性質を持ちます。大事な自分達のクルーを1人の人間と考えた時、このBOTYの舞台で自分は何を言いたいのか、 何をみんなで考えれば良いかがちょっとだけ見えてくるのではないかなぁと、自分は思いました。どうか 皆さんが またBOTYJに挑戦していく事を願っています。


SHIE-CHAN
皆さんご存知の通り審査は8カテゴリーに分けられていて、上位に上がるには各カテゴリーで高得点が付かないといけないわけです。この審査基準が公になり浸透し出した頃は点数稼ぎを意識し過ぎたショーが多く、ショーとしてつまらないという声も多かったのですが、今回はどのチームも自分達がいいと思う自分達らしいショーで勝負してきていてとても見応えがあり、バトルに上がらなかったチームも素晴らしいショーが沢山ありました。点数稼ぎを意識せず作ったショーの方が出来も良く、結局はその方が点数に繋がります。
オリジナリティーやミュージカリティーなどのカテゴリーがない分を8カテゴリーの中に振り分けてプラスするといった感じで、いいショーをしてジャッジが惚れたら、カテゴリーに関係なくいい点数をつけてくれるはずだし、私はそうしました。なので、審査のポイントとしては、いかに自分達を最大限に引き出せているかが鍵となったと思います。どんなショーをしたら自分達のいい所が出せるかを分かっていて、自己分析能力が高いチームが目立っていました。中でも濃いキャラがいるチームはとても面白かったですね。「九州男児」や「明石ブレイカーズ」のように、コンセプトがハッキリ伝わるチームはジャッジやオーディエンスの心を掴んでましたね。「九州男児」がダントツで一位通過だろうという事は分かっていましたが、審査方法的にジャッジの私達ですらどのチームを何位につけたか分からないように出来てるので、結果に多少の驚きはありましたが、大体は納得の結果になっていたとは思います。


Katsu1
個人的に好きなショーのチームもBOTYでは上がれないのが面白いところ。ショーが良くてもBreaking要素がないと✕、逆にBreaking要素があってもショーが良くなくても✕、BOTYのルールに基づいた採点方式で予想と違うどんでん返しのような結果になる場合がある。だからTop6に上がったチームはその平均が程よく取れていたのかなと思う。個人的にTop6には上がれなかったが、1番目に踊った「SUPER BAD」と、「明石ブレイカーズ」、そして一位通過の「九州男児」は本当に良かった!「SUPER BAD」は基礎力の高い踊りをうまくショーに組み込めていた。「明石ブレイカーズ」はエンターテイメント性がずば抜けていた。何度も見たくなるショーでした。「九州男児」は満点に近いショーでした。相当やり込んでいないとあのショーは出来ないですね。


YU-YA
まずはどのチームもしっかりと審査基準の項目を抑えてショーを作っている感じが強かったです。だからこそオリジナル、クオリティ、独創的な構成、ファンデーションの部分での差が激しく出たんじゃないでしょうか。音の選曲のセンスもかなり重要です。審査基準などありますが、ショーは人の心を掴み続ける事が出来るか出来ないかが重要だと思うので、そこをもっと意識して欲しいなと思います。魂が動くショーにはこちらも反応してしまうものです。そういったショーには自ずと加点されていくと思います。

 


2. 準々決勝についての感想

nine states b-boyz vs MORTAL COMBAT
Junior
「nine states」は、フロウやスタイルが素晴らしくて好みのクルーでした。ただ、このバトルに於いては爆発力が足りなかったかなと思います。


Kouske
「nine states b-boyz」は個人的な経験も実力も充分だとは思いますが、おそらくこの日のメンバーでの実戦経験がお久しぶりだったのでは無いでしょうか。只、あの日のショーも含め、バトルもかなりの準備をして来ていた事は誰の目にも明らかで、みんなが言っていましたが、自分ももっと観たかったです。次回を楽しみにしたいと思います。対して イメージ通りに事を運ぶ 「MORTAL COMBAT」は本当に流石だなと思わされました。ベテランの経験と若者達の技術のバランスが踊り方に現れていて、彼等に対しとても羨ましい気持ちになりました。


SHIE-CHAN
ほぼ互角だったんですが、大切な場面で「nine states b-boyz」側にミスがあり、ミスが原因というより、それまでにミスをカバー出来るぐらいの何かがあれば勝敗は変わってたと思うので、とても惜しかったし僅差でした。


Katsu1
スタイルや雰囲気が全く違うクルー同士の戦いでした。スタイル的には噛み合わない部分が多く、それがまたどちらも素晴らしかった。ただ、バトルの流れを見た時、「MORTAL COMBAT」の方が流れをクルー全員で掴み取っていたように感じました。でもルーティンが個人的に長いと感じてしまい、そこをどう判断するのかが難しかった。これは毎回思うのですが、課題ですね。


YU-YA
このバトルは、「nine states b-boyz」が「MORTAL COMBAT」のファーストラウンドの2分を超えるルーティーンなどの攻防や、所々のミスの隙を攻めきれずという印象。「nine states b-boyz」の雰囲気は良かったです。「MORTAL COMBAT」は若手とのチームバランスが上手く噛み合ってなかったが底力が見えました。

ARIYA vs GOOD FOOT
Junior
自分は「GOOD FOOT」に挙げました。フロウがとても良かったです。ミスはあったんですが、終始エナジーが途切れず爆発力があり、気にならなかったです。日本らしい「繊細さ」をメンバーみんなが持っていると感じました。「ARIYA」はルーティンの内容が弱いものがいくつかありました。バトルに於けるアンサーという部分に於いて弱かったように思います。


Kouske
日本の明るい未来と希望を背負った両クルーの高い高いレベルのバトルだったかと思います。ほんの少しルーティンのスタイルとテレパシー(意思疎通)にズレが有った気がしました。「GOOD FOOT」が自分達のシナリオから少し脱線した時の焦りが全員に伝染してしまった時に、個性的な「ARIYA」のメンバーの踊りが冷静に事を運んでいた気がします。しかしながら それをかき消そうとする「Ryo T One」君のステージでの支配感。とてもすごかったです。フルメンバーでの次回を楽しみにしています。


SHIE-CHAN
終始安定している「ARIYA」に対し、「GOOD FOOT」はルーティーンの入りを何度も間違えたり、その後のルーティーンもスムーズにいかない場面やクラッシュがあるなど、取り返しようがないぐらい大きなミスの連発で、準備不足と言わざるを得ない状態だったので、「ARIYA」の圧勝でした。


Katsu1
両クルー共、個人のスキルがとても高く、ソロでは五分五分のバトル。ただ、ルーティンのやり合いの部分で、「GOOD FOOT」に少し迷いが見えたように感じた。


YU-YA
このバトルは「GOOD FOOT」のルーティーンの大きなミス、そして細かなミスが多かった。その中で落ち着いて攻めていった「ARIYA」という印象。ファイナルラウンドで「GOOD FOOT」の「yoshiki」と「gen」のコマンドは雰囲気を変えた。だが時すでに遅し、、、という印象でした。

 


3. 準決勝についての感想

MORTAL COMBAT vs 九州男児
Junior
自分は「九州男児」に挙げました。非常にフレッシュで驚きの連続でした。メンバー個々を見ても非常に能力が高く驚かされました。「MORTAL COMBAT」は新鮮さという部分でのサプライズはほとんどなかったです。しかし、バトルの内容としては非常に僅差でした。


Kouske
これまた 世界中の修羅場をくぐって来た両クルー。本当に呼吸をするのを忘れてしまいました。技術に関しては何も言う事はありませんが、総合的に観て「MORTAL COMBAT」のバラエティに富む踊り方、事の運びが勝っていた気がします。ショーでも会場を爆発させていた「九州男児」は、おそらくブレイキングの型を持たないメンバーもいたかと思います。彼を起点にした返答も、すでに有ったとは思いますが、この時、是非観てみたかったです。次回を楽しみにしています。


SHIE-CHAN
「MORTAL COMBAT」は、ショーから準々決勝から準決と通して似通ったルーティーンを多用していたのと、少し無理のあるコマンドや、あまりにルーティーンが長過ぎるなどの点から、私は「九州男児」に上げました。「九州男児」もショーで使ったルーティーン出してるんですけど、質の高さと、ショーの順位的にバトルは準決からの登場だったのでまだ見飽きられてないという部分で有利だったと思うし、バリエーション豊かな内容でもありました。対する「MORTAL COMBAT」も、ベテラン勢はもちろんのこと若手組が凄く活躍してましたね。


Katsu1
「九州男児」は個人のスキル、特にルーティンのレベルが高かったが、バトルの運び方が「MORTAL COMBAT」に先手を常に取られていたと感じた。「九州男児」はバトルがもっと上手くなればとんでもないクルーになると思う。これからがさらに楽しみなクルーです。


YU-YA
「九州男児」はショーの勢いはすごかった!だがバトルはものすごく大人しい印象だった。着実に「MORTAL COMBAT」がポイントを取っていったという印象です。


ARIYA vs BODY CARNIVAL
Junior
「BODY CARNIVAL」の圧勝でした。彼らのバトルはクレッシェンドな感じで、後半になればなるほど攻撃力を高めていくイメージでした。立ち振舞的にも勝つのが当たり前といった風に見えて、経験値や自信の差も感じました。


Kouske
どちらも各々の型がハッキリとした両クルー。踊りでのやりとりがしっかり成立していたバトルだったかと思います。今更 自分が言うまでも無いのですが、「BODY CARNIVAL」は1人1人の型が良い意味で極端に研ぎ澄まされていて、戦略・ルーティン・踊りはもちろん、顔の表情にまで(?)  細部へのこだわりにおいての差がとても大きく見えた気がしました。「BODY CARNIVAL」と似てない様で似ている気がした 団結力バリバリの「ARIYA」クルー。「Shade」君が時々見せる不自然なフォームや、まだまだアクロバット感の奥に進もうとする「キムタク」君の踊りもすごいなぁと思いました。更に沢山 自分達を研究して来年も是非 みんなで挑戦してほしいと思います。


SHIE-CHAN
凄く僅差でした。点数的には同点でした。ただ、ムーヴの点数には表せないチームワークやバトル運び、キャラの濃さなどで「BODY CARNIVAL」が上回っていたかなと思います。


Katsu1
「BODY CARNIVAL」の個人のスキル、ルーティンの完成度という点で終始「ARIYA」を勝っていたと感じた。


YU-YA
「BODY CARNIVAL」の安定感はさすがと思わせたバトル。「ARIYA」もすごくいいチームでチーム感もいい印象でしたが、「BODY CARNIVAL」の高い壁に阻まれましたね。全てカウンターを食らってる感じに見えました。

 

 

4. 決勝についての感想

MORTAL COMBAT vs BODY CARNIVAL
Junior
「MORTAL COMBAT」は終盤に弱さを見せてしまったと思います。それに対して「BODY CARNIVAL」は、多くのムーブで上回っていったと思います。例えば「RYUJI」の1990なんかは非常に効果的だったと思います。様々なスタイルのメンバーが集まり、全員が一丸となって同じ方向を向いている、そんないいチームだなと感じます。非常にいいバトルでした。長年このシーンで活躍し盛り上げてくれているこの両チームにリスペクトです。


Kouske
当日のショーコンテストでも思ったのですが、度々BOTYに挑戦し続けている両クルーをお手本にしているであろうショーがとても多いのでは?と感じるぐらい、多くの人に影響を与え続け、今や重みのあるブレイキングを踊る彼等がこの日本大会20thという節目に決勝に残るのは、ごく自然かつ特別だったかと思います。なので相手の手の内が細かく分かるが為に、いつも以上に互いの思考を張り巡らせて進行していったバトルだったかと思いました。細く語るつもりは無いのですが、只の踊りの見せ合いでは無く 120%全霊で人の思いがブレイキングに姿を変えた素晴らしいやりとりが観れて、本当に改まりました。正にクルーバトルだったかと思います。「BODY CARNIVAL」はもう一流の漫才の領域というか、ルーティン 1人1人の役割 出るべきタイミング 全員のテレパシーが常に通じ合っていて、クルーが一つの知らない生き物の様に思えました。あの感じで一緒に踊れる仲間達に巡りあい、ブレイキングができている事、本当に羨ましく思います。「MORTAL COMBAT」 の若者達にとっても、すごく大事な体験になったかと思います。この時の先輩達の思い、あの踊りの「感じ」は自分もとても心惹かれました。これからもこの日の先輩達の感じをしっかり後ろから自分達の中に組み込んで越えていって欲しいと思います。


SHIE-CHAN
お互い何回もBOTYに出てて苦労も知ってて何回もバトル当たってて手の内も知ってる者同士、全てをぶつけ合っていて、ミスがあろうがカッコ良かったですね。どちらも無駄がなくスピード感のあるバトル展開で素晴らしかったです。


Katsu1
なるべくしてなった決勝のカードだと思いました。特に「BODY CARNIVAL」の団結具合、ルーティンの細部までのこだわり、完成度、どれをとっても素晴らしかった。それに対抗する「MORTAL COMBAT」も気持とルーティンでカバーしていた。心が動かされるくらいの気迫でした。どちらも本当にビッグリスペクト!早くここに対抗できる新しいクルーがみたいです!!


YU-YA
オリジナルスキルがぶつかり合って、「BODY CARNIVAL」の安定したチーム力、「MORTAL COMBAT」の若手を積極的使う挑戦力との戦いっていうように見えました。「MORTAL COMBAT」は3バトル目っていうのもあり疲れが見え始め、その隙を逃さず「BODY CARNIVAL」が攻めてましたね。「KAKU」ちゃんの2000を、ラストもう一回やらせて!って言いながら入っていったのは印象的でした。リピートではありましたが、関係なしに決めたかったんでしょうね!意地が見えました。今回は「BODY CARNIVAL」の安定力がとにかくすごかった!モードに入ってる感じでしたね。

 


5. 優勝チームBODY CARNIVALへのメッセージ

Junior
このチームが強いことは知っています。是非カマしてきてください。まるでカーニバルのように活き活きとしたバトルを期待しています。

Kouske
優勝すると思います。頑張ってください!!


SHIE-CHAN
まずはおめでとうございます!クルーとしての経験値もあるし、BOTYの舞台も踏んだ事があるのでショーやバトル、ダンスの部分に関して私から言う事は何もありません。物申したい事は本人達に伝えたし、本人達も分かってると思います。クルーっていうのは何か大きな分岐点でガラっと中身が変わってしまう物だし、長くやればやる程それを沢山経験してきていると思うので、今現在の自分達がどういうクルーで何を目指していてどんな考えでやってるのかなどを共有し合う事が必要な場面にきていると思います。全員が出し切って笑顔で帰ってきてくれるのを待ってます☆


Katsu1
世界大会で優勝してきて欲しいです!


YU-YA
「BODY CARNIVAL」は戦友でもあり、「BODY CARNIVAL」カの中に僕が入り、一緒にバトルにも出た事があるチームで、BOTY JAPANそしてWORLD FINALでも戦った事があり、その強さを中からも外からも感じた事のあるチームで、今回その強さがレベルアップし、更に強くなっている感じがしました。今回のJAPANでのあの雰囲気と、バトルの運び方、余裕感を保ちながら熱くぶつかっていく事が出切れば、きっとBOTY FINAL も優勝出来ると思います!日本2チーム目となる優勝を期待しています!応援しています。
 

 

6. 今大会で一番印象的だったのは?

Junior
まず最初に「九州男児」のショーです。全てが驚きでした。ハンディキャップを持った子達のチーム「LJ BREAKERS」は、見ていて感動しました。ダンスって素晴らしいんだなと再確認しました。ダンスの喜びを表現していて感動しました。最後に呼んでくれてありがとう。今回のBOTY JAPANのジャッジを出来たことを誇りに思っています。日本は常に世界のシーンに影響を与えていると感じていて、今回も見ていてずっと刺激をもらいました。ありがとう!


Kouske
沢山あるのですが、、「BODY CARNIVAL」の「チバナスティ」君がそこには居ない先輩の役をルーティンで踊っていたと思うのですが、来れなかったメンバー含めて、みんなで踊っているのが伝わり、素敵な事だなぁと思いました。


SHIE-CHAN
バトル全体としては、どのチームもルーティーンがキーになって勝敗が決まったという印象でした。ルーティーンの長さを審査にマイナとして反映させるジャッジって勇気がいるし今は少ないと思いますが、これからはそうはいかなくなると思います。今世界的に見ても長いルーティンをするのが当たり前で、こっちも長くしないと勝てないという悪循環でどんどん長くなる気持ちはわかるんですが、長過ぎるルーティーンってやられる側だけでなく観る側もジャッジ側も面白くはないので、どうにかしたいって皆が思ってて、世界的に問題視されてますよね。そのうち長いルーティーンのせいで負ける時代が来るので気を付けた方がいいと思います。そして初見でヤバいルーティンならまだしも、さっき見たやつを見せられてもそれってプラスになるのかなと思います。謎に、“ BOTYではショー内でやったルーティーンをバトルでもう一度出してもオッケー、だってみんなやってるし ” みたいになってる傾向あるし、そして今回もバトルに上がったチームのほとんどがそうしてたんですが、普通に考えてリピートなんで、完全にマイナスです。「ルーティーン作るの大変だし、皆リピートしてるから自分達もやっていい」では一生勝てないし、そこに気付いたらリピートするチームより確実に上なのにもったいないなぁと思います。本来ルーティーンっていうのはバトルの流れを変える位サプライズがあったり、チームワークを見せたりソロでは出来ない事でカマすためのものなので、それが出来ないなら2分近く使ってダラダラやるよりソロ出した方がカマせるのに、と。今一度ルーティンのあり方を考えてみてもいいんじゃないかなと思います。

そういった面でも、きっとこのチームならバトルでも楽しませてくれるだろうと思える「明石ブレイカーズ」は最高でした!普通に上手い人達だからこそ面白かったし、ピアノ弾いてる時の質感も素晴らしかったし(笑)、あんだけ真面目にふざけられるって、そしてそれをチーム全員が賛成してて、自分達も楽しんでてオーディエンスを楽しませてるって、最高のエンターテイメントだと思います。
ほんとにバトル上がっても良かったと思うんですけど、もうそんなレベルじゃなく直で自分らで世界行ったらええんちゃうかなと思います。きっとどの国でも成功しますよ。


Katsu1
「明石ブレイカーズ」のクイーンのパートですね。


YU-YA
「明石ブレイカーズ」です!生で見た人はわかるあの感じ!あそこの舞台の緊張感と絡み合って最高でした!笑わせて頂きました。映像でも見ましたが、やっぱり生ですね!

一覧にもどる