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FOR INTERNATIONAL CONTESTANTSイベントレポート
イベント日程 | 2019/04/14 13:00-19:00 | |
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イベント会場 | CONPASS |
一般の部に36組、ジュニアの部に19組がエントリーした
"TRUE SKOOL VOL.257"
一般の部優勝はFREESTYLEチーム"VOL DEEL"
ジュニアの部優勝はJAZZチーム"yellow monkeys"
===一般の部===
▼WINNER
VOL DEEL(FREESTYLE/大阪・兵庫)
Takanoly
具体的に形にしにくい音の取り方やジャンルのミックス具合で、無神経に作ってしまったらすぐに詰め込みすぎ症候群に陥りそうなトコロを絶妙なバランスで創り上げた作品は見ていてとても心地良く、刺激的でした。更にメンバー皆で喜怒哀楽を共にし、同じものを背負ってあの舞台に立たないと生み出されないであろう空気感を纏っていて開始5秒くらいで引き込まれました。
かっこよかったです。
マスヨシ
このチームは隙がなかった!最初から上手い事乗せられていつのまにかばっちり掴まれてて作り方に感心してたら終わりの時間でした。まだ続きが観たいと思えたチームでしたね。
▼2nd PLACE
K'steelo(HIP HOP/大阪)
Takanoly
世界観や音の質感のシェアがしっかりされていて、どの一点を見ていても全体を見ているような感覚を肌で感じました。大きな岩のようであり、よく見ると一つ一つの石のようでもあり、何度も見たいと思うチームでした。その「何度も見たい」が「初見でもなんだか分かった気になる」くらいの、より繊細な統一感があれば優勝でも全くおかしくないと思いました。
マスヨシ
観てる人を沸かせる方法を知ってるし今まで体感して来たんだと思います。しっかり踊りを熟知してます感が伝わって来ましたね。ダンスは上手いし安定してるししかも出番は最後。でも出番が最後な所為で観てる側が期待し過ぎました。出番が最後でも優勝するにはもっと色々と突き抜けて欲しいですね。でも野外や広い方が似合うチームは珍しいと思います。
▼3rd PLACE
NEO(FREESTYLE/京都・滋賀)
Takanoly
見ている時間と比例してどんどん作品に引き込まれていく自分に驚きました。終始マイペース且つ、踊っている二人自身が求めるモノが明確に心地良く寄り添っていて、それがチームとして初見の僕らにすらジワジワと歩み寄ってきたのかと思います。めっちゃくちゃ気持ちよかったです。
マスヨシ
ダンス上手い!変態的なダンス好きが作品や踊りの中でもっと見えてれば鷲掴まれてたと思います。
▼SPECIAL PRIZE
Contradiction(BREAKING&POPPING/大阪)
Takanoly
別に個性なんか求めてないけど、自分の好きを追い求めてたらえげつない個性になっていた!という二人が集まった感じのチームで何が起きるか分からないので0.001秒すら目を離せないチームでした。変態とは言われそうですが、裏を返せば異常なまでに職人的なスキルを持つ二人が故にコンテストで評価しやすい状態に混ぜるには時間がかかると思います。でも、作品自体もかなり良いし二人のバランスも良いのでお互いのジャンルへの歩み寄り方がチーム歴と共に熟成していくとどえらい事になる思うので、これからもずっと続けて欲しいと思うチームです。
マスヨシ
初めて観た!雰囲気ありすぎて引き込まれました。2人共ソロや自分のジャンルを踊ると雰囲気増し増し。ど変態。でもルーティンの時にそのジャンルが得意な方と頑張ってる方になるので良く言えばポテンシャルだらけ。簡単に言えば完成度の差。全く新しいアプローチの仕方も観てみたい。今まで観たことのない組み合わせなので革新的なルーティンとかあればドカン!ですね。
===ジュニアの部===
▼WINNER
yellow monkeys(JAZZ/京都)
Takanoly
音を点で取る部分と線で取る部分をチームメンバー内で共有するのはかなり難しい事ですが、かなり深部での共有を3人でしていたため、余計な事を考えずに作品そのものをじっくり見る事が出来、その上でスキルに裏付けられた自信が作品設定とマッチしていて評価せずにはいられませんでした。かっこよかったです。
マスヨシ
掴みが肝心と言う事を改めてわからせてくれたチームです。即決の優勝。練習量も滲んでて安心して観れました。
▼2nd PLACE
DOUBLE FOREST(HIP HOP/大阪)
Takanoly
作品が完全に自分達のモノになっていて、同じ振付でもあの二人じゃなければ絶対に出ないし出せないキャラクター性とパワーとイタズラ感が良い意味でコンテストにミスマッチなくらいリラックスしていて、大好きなチームでした。
マスヨシ
ダンスがカッコイイとシンプルな事がカッコいい複雑で情報詰め込み過ぎなチームが多い中引き算された感じが気持ちよかったです。
▼3rd PLACE
Heads(HIP HOP/大阪)
Takanoly
コンテストに向けて敢えてナチュラルな感じを出そうとして逆に違和感爆発のチームをたまに見かけますが、このチームは雑念を全く感じさせず心からこのスタイルが好きでこのスタイルでしか勝負したくないという芯の強さを感じました。終始マイペースやけど引き離すことは無く、気付いたらこちら側ががっつり引き込まれていて、踊り終わってからの数秒は自分がそっちの世界にいってました。
マスヨシ
ダンス力高めの2人なので観やすかった。上手いだけに期待値あがっていったけど良くも悪くも意外にシンプル。
▼SPECIAL PRIZE
いくめ(HOUSE/兵庫)
Takanoly
自分で演奏したピアノの音に合わせて踊るという自給自足スタイルを目指している(やってる時点で既に到達してるけど)だけあって音に対しての乗っかり方と言うか溶け込み方が他のダンサーとは違うアプローチで見ていてワクワクしました。音そのものに変身したいのであれば、8ビートの世界から一度抜け出して冒険して更にもっともっと極めて欲しいと思いました。逆に「ピアノを踊り、ダンスを弾く」といった感覚で踊る姿を見てみたいとも心から思いました。
マスヨシ
やってる事は最高。自分で演奏してその音で踊って両方をその次元迄引き上げたのは素晴らしい事だと思います。ただ自分で演奏してるならもっとダンスとの掛け算が凄くてもいいはず。身体の細部まで音楽に集中できれば化けるでしょうね。
===JUDGE===
HOMEBOY
Takanoly, マスヨシ
Takanoly
===一般の部===
「作り込まれたチーム」と、「作り込もうとしているであろうチーム」がハッキリ見て取れました。シーンや時代が求める作品に当て込んで行くのも大切だと思いますが、日々の中で自分達のチームが最も自然に作り込める形でコンテストに向けた作品を作り込む事が出来れば、もっとチーム単位での個性が滲み出てくるのでは無いかな?と思いました。外に目を向けるのが“コンテスト”だとは思いますが、自分達自身に目を向けた上で第三者からの見え方を考察した方が長く楽しめると思います。入賞以外では「2-wing」は3人のバランスがとても良く、平成最後のTrueSkoolなのに昭和を感じさせてくれました。ダンスとは又別の女性らしい仕草を映画やライブ、ファッションショー等から勉強したらもっと遠くに伝わるパワーになって手がつけられなくなりそうな可能性を感じました。「詩桜花」は終始クオリティ高く難しい音源とマッチしていましたが、そのクオリティの高さが故に音が見えすぎて取りきれて無い部分が隙として伝わってきてしまった部分がありましたが、個人的にはめちゃくちゃ大好きなチームでした。「LuNaru」は日本人形に魂が宿って腕から順番に人に成っていく感じが終始とてもカッコよくてファンになりました。二人のキャラ設定的なものがもっと明確にあっても良いかと思いました。「Simaco」はSpeedのキープやUK JAZZ STEPのバリエーションはさすがだな、と思いました。帽子が取れそうすぎて気になったけどご愛嬌!もっと胸張って発信していく影響力がある人物だと踊りの芯の強さから感じました。「SHIROBON」はバトルやったら勝ってましたね!笑 居るだけで場の空気が明るくなる、歩く照明のような男です。踊りをレペゼンしながら最終的に自分自身を観客に叩きつける感じ、俺は大好きです。「大牙」は僕の点数的には1位と同じ点数でした。基礎力はもちろんフロアームーブやアイデアもめちゃくちゃよかったです。ストリートダンスのコンテストでの戦い方も知ってる方々だと思ったのでそういう部分も武器にしていったら良いと思います。又他の作品も見てみたいと思いました。「なみへい」は、違う時代のダンスシーンを生きる二人だと思いますが、好きなモノがしっかり共有出来ていて、とても好きな作品。2曲目のUsherの楽曲も意外性があり面白かったです。細かい仕草や絡み方にもチームらしさが出てくると結果はすぐに付いてくるのではないでしょうか。
===ジュニアの部===
自分達を客観視し、パズルのピースとしてのチーム内での自分の在り方や見え方を把握してる子やチームがとても輝いて見えました。頂いた振付(または自分で作った振付)を「いただきます」はしてるけど「ごちそうさま」はしてない、みたいな。消化不良は踊りの軽々しさとして作品に抽象的に現れるものだと思うので、もっともっと踊り込んで(形とかや構成を合わせるための踊り込みでは無く)飽きてしまったくらいが見てる方がしたら丁度良かったりしますよね。入賞以外では「CARNELIAN」は声とビートの表現の違いをもっとこだわっていくと更にカッコよくなるかな、と思いました。「MIIRYU」はCampbellockを自分達の解釈で見せていて面白かったです。使用アイテムには良くも悪くも目が行くものなのでステッキの持ち方や反対の手への渡し方等が少し気になりました。「sarga」のゆるふわ具合には度肝を抜かれました。HOMEBOYをイメージした作品とコメントで言うてはりましたが、俺らってそんな感じに見えてるのか!笑これからもずっとずっと踊っていって欲しい二人です。「tick-eco」は細かい音の取り方が巧かったですが、もっと繊細に突き詰めてもしっかり見せれるだけの底力を感じたのでそこが少し勿体無くも感じました。「MAZE」は即興性も持ち合わせた良いチームだと思ったので、二人の絡み合いにもっとデンジャラスな遊び心が滲み出たら予測不能のオリジナリティが際立つと思いました。
まとめ
チームというのは家族と同じかそれ以上。それを第三者の目で裁かれるのがダンスコンテスト。気に入らない結果や納得行かない事や違う伝わり方をして悶々とする事もあると思いますが、腐らず(腐ってゾンビから帰還するのも良い経験ですが)コンテストを楽しむ事を一番に続けて欲しいと思いました。僕らもマイペースにこれからも頑張ります。出場者の方々沢山の気持ちを見せて頂き、本当にありがとうございました。
マスヨシ
===一般の部===
さすが一般。ジュニアの部よりも観やすい。でも良い意味でも悪い意味でもストリートダンスの定石がわかった所為か似たり寄ったりなチームが多かったですね。ドカン!と来る物が少ないかな。他と被らないチームはまだ粗削りで惜しい感が否めない。コンテストはバトルと違い予め用意してきた作品で勝負する場所なのでやりたい事を優先し過ぎて音楽が視えて来ない踊りはNGですね。狙ってるのがバレちゃってます。音楽ありきのダンスだと思うので音楽に身を委ねつつその音に似合うやりたい事にしたらもっとナチュラルに映えるのでは?と思いました。かと言ってジャッジによって踊り方を変えるのももったいないので所詮他人の意見。自分達が信じた事を観てる人に伝えてその人達が痺れたら何でもいいんですよ。個性と作品のクオリティとダンス力が掛け算になればそれなりの物になると思います。音楽に寄り添いながら踊れたら。後はチームの信念とかが伝われば自ずと結果は付いてくるんじゃないですかね。入賞以外では「SHIROBON」は、この日一番ダンスしてました。「Shimaco」は、この日一番音楽してました。
===ジュニアの部===
一般と比べて粗削りで原石な子がいっぱいで観ててワクワクしました。[ダンスが上手い]事がコンテストでは最低条件な気もしてましたがキャラとか他の何かが突出してたら上手いかどうかはさほど気にならなくてダンスの持つ純粋な楽しさが観えて来たらこっちも笑顔になれる。そこはジュニアの部の良い部分かと。入賞したチームは自分達の観られ方がしっかり想像できてたので説得力がありましたね。入賞以外で印象的だったのは最初に踊った「CARNELIAN」ですね。唯一の5人組でしっかりした構成で出番が後半ならもっと良い踊りに変わってそうでした。