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FOR INTERNATIONAL CONTESTANTSインタビュー
昨年はJDD VOL.24 FINALに初出場を果たした関西の実力派LOCKINGチーム “LOCKaJIVESET”
満を持してチャレンジしたODD VOL.33で、その高いチーム力と隙のない作品で見事優勝を獲得。そんな “LOCKaJIVESET”へインタビュー。
HIROKI
レペゼン地区: 大阪
所属チーム: LOCKaJIVESET, GOOD GOOD GROOVIN', Be Bop Crew Gang)
年齢: 31歳
ダンス歴: 13年
ダンスを始めたキッカケ: 大学のサークルから始めました。
PUNCHしょーへー
レペゼン地区: 愛知 (大阪在住)
所属チーム: LOCKaJIVESET
年齢: 29歳
ダンス歴: 13年
ダンスを始めたキッカケ: 年末の番組でガレッジセールが韓国にB-BOYバトルをしに行くというのを見て、年賀状に「ダンスしないか?」という内容のものを書いてばら撒いて、それに反応してきたメンバーと一緒に始めました。
えつこ
レペゼン地区: 兵庫
所属チーム: LOCKaJIVESET, 神戸LOCKING塾 乙女組
年齢: 29歳
ダンス歴: 17年
ダンスを始めたキッカケ: 小学生の頃にクラシックバレエを習い始めたのがきっかけです。
Keiji
レペゼン地区: 大阪
所属チーム: LOCKaJIVESET, GOOD GOOD GROOVIN'
年齢: 27歳
ダンス歴: 15年
ダンスを始めたキッカケ: 親にビデオカメラを向けられた時SMAPの「がんばりましょう」で踊ったのがきっかけです。
HIROKI 3年くらい前に、僕とKeiji君とで「LOCKaJIVESET」を始めたんです。えつこちゃん、しょーへー君の2人とは一緒にショーを踊ってみたいという気持ちがあったんで、誘って一度ユニットとしてショーをしてみたんです。そしたらみんな気が合ってチームとしてやっていこう!という事でこの4人編成となりました。4人になったのは2年前からですね。Keiji君との出会いは、HANAIさんがキッカケというか…、僕は当時からHANAIさんのもとで踊っていたんですね。Keiji君は北海道に住んでいたんですが、大阪に来る時はHANAIさんのレッスンに来ていて、出会ったその日に一緒にオール練したりしてすぐに意気投合してチームしようって事になりました。ちなみに「LOCKaJIVESET」というチーム名もHANAIさんが名付け親です 。
HIROKI 2人のLOCKのスタイルが好きだったんですね。きっとこれは一緒にやったら凄くいいのが出来る!っていう謎の確信があったんです。実は一緒にユニットをする事が実現した時のもっと以前から2人にはその意向を伝えていて、ずっと口説いていたんですが、「今はバトルを頑張りたいから」って感じでなかなか首を縦に振ってくれなかったんです。
えつこ その時期は私が誰とも組みたくないっていう時期で、ちょっと落ちてた時期だったりしたので、ずっと断ってたんです。けど、他の3人が一回ユニットやってみよう!って感じで決まってて、そこに私も入る事に勝手に決まっていたので、まあいっかって感じで一緒にやってみたら、凄く楽だったんです。じゃあ一緒にやりましょうって感じでチーム活動するようになりました。
HIROKI LOCKINGって形がある程度決まっているダンスじゃないですか。その中で違いを出していくっていうダンスだと思うんですけど、そんなLOCKINGが他の色んなジャンルのチームと同じ「コンテスト」という土俵で競う合うという場合、LOCKINGの良さは損なわずに、従来のLOCKINGにはない独自性のようなものは上乗せして表現したいという思いはあります。
PUNCHしょーへー 僕達と同世代のLOCKチームは全国に沢山いる訳なんですが、自分達らしいスタイルを確立させるにあたり、同じような悩みや壁に直面していると思うんです。自分たちも結成当初はコンテストでありがちな典型的なLOCKチームって感じだったんですが、「これは違うな」って感じで色々模索を続けて、本当に自分たちが好きなものをどうやって反映させていくかを話し合っていった結果、ようやく見えてきた自分たちのスタイルが現状の自分たちのダンスって感じですね。今もまだ全然模索中なんですけどね。
HIROKI まずすごく重要だったのが選曲ですね。これは実はとある大会のジャッジデモでMASAOさんが踊っていた曲なんです。それが格好良くてこの曲を探しだしてみんなと共有したら「格好いいね!」となり、一発でこの曲で作品を作る事に決定しました。この曲、実は15分くらいある曲なんですよ。その中には使いたい!って思わされるとこが沢山あって、本当に編集が大変でした。
PUNCHしょーへー そうなんですよ。自分たちが表現したいことを全部詰め込める曲がこれだったって感じなんですよ。
HIROKI 正直曲のおかげっていうのもかなりあるかなって思ってます。
HIROKI スキがないように、というのは意識してます。
PUNCHしょーへー 最終的にバランス良くまとめる、というのは主にリーダーのHIROKIさんですね。色んな人が色んな角度で提案していって、それらをまとめて作品全体に落とし込むという部分でHIROKIさんが判断することが多いです。縁の下の力持ち的存在ですね。
HIROKI なるべく皆の提案は否定しないという事は心がけてます。それぞれが「更に良くするため」に色んな提案をしてくれているので、それを受けてブラッシュアップに繋げていく努力は必ずしますね。それによってチームとして作品を押し上げていく事に繋がると思うので。丁寧にみんなの意見を反映させて作っていくのでとにかく振り作りに関してはトライ&エラーが凄く多いチームだと思います。何度も何度も作り直しをしますね。
Keiji 4人で活動し始めた当初は、ちょっと気を遣っていたんですけどね(笑)。今はもう、のびのびとやらせてもらってます。意見や提案なども気兼ねなくしますし。ただ、諸先輩方をちゃんと尊敬しているからこそそれが成り立っているのかなって思います。
HIROKI 前回はFINALISTになれた訳ですが、その時点で次のシーズンでも結果が出せるかどうかが大事だなって思ってました。2回連続でFINALISTになれば実力を証明できたことになるかなと思っていたので。そういった事もあり今回のODDは気合は入ってましたね。ジャッジにしろ観客にしろ、自分たちを前回のFINALISTチームとして見るだろうし、一つハードルが上がった状態で評価するだろうし。ただ、そのODDで優勝しちゃったので、今度からはそういう目で見られると思うとキツイですね(笑)。
PUNCHしょーへー この曲でチャレンジするのは今回が最後って決めてたんです。ただ、この曲何回も聴いてるし本番で踊ってきているんですが、未だに聴くとテンションが上がるというか「たぎる」んですよね。普通だったら飽きてしまうとこなんですけどね。
HIROKI 普通に流して踊ろうかっていう場面でも、後半に行くに連れてテンションが上がってきて知らぬ間に本腰入れて踊ってしまってる、みたいなことがよくありましたからね。
HIROKI そうですね、もう安心感しかなかったですね。これが踊り込むってことなんだなって思いました。そしてこの状況でも飽きないこの曲はやはり凄いですね。
HIROKI 個人としても自分のダンススタイルをしっかり確立していって、4人それぞれが違う個性をもっと出せるようにならないといけないと思ってます。
えつこ まだまだチーム歴も浅いので、これからかなと思います。
HIROKI 個性がないっていうのは前々から言われてきた事なんです。バランスが良い分尖りがなくて何をしたいのか分からない、みたいに言われていたんですが、今回、作品のバランスの良さという部分で評価をいただいたので、今後はそこにメンバー個々の魅力や個性を作品の中に反映させる事が出来るようになってくれば、また次のレベルに行けると思うんで、もっと頑張って行きたいですね。
HIROKI 色々やっていければなと思っています。昨年はBE BOP CREW 35th Anniversaryがあったんですが、同じように、、、とは言えないですがこのチームで長く活動していけたらと思っています。
Keiji 僕はもう楽しみという事に活きますね。プレッシャーというのはあまり感じてないです。自分がやれる事をやっていくだけですね。JDD FINALでの1日の流れの一つ一つを鮮明に覚えているので、全てを計算してチームとして本番のステージに最高の状態に持って行けるようにしたいと思います。
えつこ 前回は憧れの舞台だったので立てただけで幸せで気持ち良く踊れたのですが、結果発表では悔しい気持ちが込み上げてきて「トロフィー欲しいな、、、」って言っちゃって。その気持ちを持ってこのODDにも臨んでいて、それがベストな形で実現できたので、JDD FINALでは必ず、、、って感じです。
PUNCHしょーへー このチームでは自分だけ社会人としてやってるんですね。一つ世代が下の大学生のダンサーは凄く沢山いるんですが、大学を卒業して就職したらダンスって続けて行けるのかなとか、色々不安に思っている人って多いと思うんです。そういった子達から相談を受けたりする事も多くて。なので今回は一つ結果を見せることはできたのですが本戦で評価を得るとなるとまた一つ自分を底上げしないと無理だと思うんで、しっかり向き合ってJDD FINALではそういった部分も含めダンスで示していければなって思います。
HIROKI 今回は2度目のFINALのステージとなります。なので、賞に絡みたいですね。数字のついた賞に。前回は初めてというのもあったし、「狙っていく」という感覚は正直なかったんです。ただ、本番のステージは本当に気持ち良くて必ずまた戻ってくると決意しました。前回のステージでの経験を活かして作品を作って行けるので、今回は狙って行きます。