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FOR INTERNATIONAL CONTESTANTS

INTERVIEW

インタビュー

TDD VOL.20 CHAMPION INTERVIEW TERM-INAL

  • スペシャルインタビュー
2019.01.25 UPDATE

昨年はJAPAN DANCE DELIGHT FINAL(以下JDD)に3年連続出場し、迎えたTDD VOL.20では見事優勝を果たした東京のハウスチーム「TERM-INAL」。TDD前回大会では準優勝。今大会では大トリに登場し、満を持して優勝という成績を収め4度目となるJDD FINALに挑むこのチームにインタビュー。

 

※写真左から: HIKARU, TAIKI, Omichi, taihei

HIKARU
年齢: 27歳
レペゼン地区: 湘南 平塚(神奈川)
ダンス歴: 20年
所属チーム: TERM-INAL/SHIRASU

 

TAIKI 
年齢: 29歳
レペゼン地区: 岐阜・飛騨
ダンス歴: 10年
所属チーム: TERM-INAL / yygcru / SYMBOL-ISM FamilyTree 


Omichi
年齢: 28歳
レペゼン地区: 東京
ダンス歴: 10年
所属チーム: TERM-INAL


taihei
年齢: 28歳
レペゼン地区: 東京
ダンス歴: 7年
所属チーム: TERM-INAL

 

 


ーTERM-INAL結成のキッカケを教えて下さい。

TAIKI もともとは「TAIKI」と「Omichi」の2人でTDDとかに挑戦してたんですけど、なかなか2人で魅せきれないから人数増やしてパワーアップしたいね、みたいな感じになって、「HIKARU」「taihei」そして今はVIBEPAKに所属している「Kyo」君の5人で始めました。時期的には2014年末頃ですね。「taihei」は元々「Omichi」のチームメイト、「HIKARU」は僕と同じALMAのHIROさんから習ってたという繋がりで、「Kyo」君は元々僕と「SUPER BEAT MAGICIANZ」というチームをしていたという繋がりですね。

 


ーTERM-INALというチーム名の由来は何ですか?

TAIKI 5人のばらばらな生い立ちがあって、それが一つのチームに集合したという事を、色んな路線が東京駅みたいに一つの大きな駅に収束するようなイメージで名付けました。終着点とか行き着いた所、みたいな意味があるんですけど、それを「未来」と位置づけてそこに向かって活動していく、みたいな事。あとは、どこか爽やかな響きや、覚えてもらえやすいって要素もあります。ハイフンを付けているのは、フライヤーに載った時にハイフンがない場合よりも目に付きやすいって事で付けてます。

 


ーTERM-INALとして表現したい事はどういったことでしょうか?

Omichi 結成当初はとにかくハウスを踊るって感じでしたが、4人になってからはハウスミュージックはもちろん使うんですけど、どちらかというとテクノ寄りの速い曲を使ってバチバチ踏んでいくスタイルになってきてますね。既存のステップもそうですが、自分たちが練習してて出てきたステップなんかも入れてます。何よりハウスって感情を乗せやすいダンスだと思うんです。そういう部分で見ている人の心に響くようなダンスが出来たらなと思っています。特にコンテストでは気持ちの部分がしっかり伝えられるような作品作りを心掛けてますが、ショーなどではクールな感じで、コンテストとは違った側面も表現したりしてます。

 


ーTDDでの作品を作っていく行程について教えて下さい

Omichi 曲が先ですね。単純に言うと「熱い曲」「クールな曲」をピックして、編集も進めていって、編集してまとめていく中で、「ここはこういう流れで、こういうイメージでいこう」といった風にある程度決めていって、全体のイメージを全員が共有した状態でそこから振り作りに具体的に入っていくって感じですね。ここで強めのインパクトを表現したいから、その前のパートは敢えて抑えめでいこう、とか見ている人の心の変化を想像しながら、流れのコントロールをする、みたいな事も大事にしてます。 

 


ー今回の作品にコンセプトなどはありましたか?

TAIKI 今までの自分たちには無い新鮮な部分も入れたいってのはあって、今まで使ったことの無いような曲、、、具体的には1曲目なんですけど、カウントが取りづらいようなリズムの複雑な曲だったんですが、どう踊るのか?みたいな面白さを見せたいなと思ってました。

 


ーこの作品はどれくらいの期間かかりましたか?

TAIKI 1ヶ月位ですね。全てスムーズに進んだ訳では無いんですが、途中練習増やしたりしながら、絞り出しながら仕上がりましたね。期間的には短いかもですが、中身は結構詰まってました。基本的に月曜朝と水曜深夜に練習してます。
Omichi 実はTDD前日にEAST SIDE PARTYがございまして、そちらで別ネタでのショーがあったんで、普段なら2ヶ月前から準備に入るところを、先にEAST SIDE PARTYのネタを仕上げてTDDに取り掛かったんで、今回はいつもより短めの準備期間でした。なので、火曜昼の練習も増やしたりして、補ってました。

 


ーTDDで実際踊ってみてどうでしたか?

taihei 踊った実感としては、もうこれ以上出せないようなダンスが自分はできたので、自分達で言うのも何ですが、大トリに相応しいダンスは出来たのかなって思ってました。これで無理だったらこれが自分たちの限界だから仕方ないって思ってました。

 

 


ーその時その瞬間の個々の爆発力と、それを感じながらそれぞれが相乗的に乗っていく、そういう要素も「TERM-INAL」の魅力のように思うのですが、今回、踊っていてそういった相乗的な流れは表現できた実感がありましたか?

taihei そうですね!おそらく、TDDのステージ上で一番うるさかったのは僕たちじゃないでしょうか?メンバー間で上げ合いながら踊って、結果いいのが出たかなと思います。ただ、、、正直言うと、自分は終盤フリを間違えかけた瞬間があって、、、もし優勝できなかったら自分のせいだと、そうなったら辞めるしか無いとか思ってました(笑)。あと「TAIKI」さんが終わってから自分のソロが納得できないって言って踊り狂ってました(笑)。
HIKARU 終わったあとはやりきったとは思ったんですが、自分達ってゼロか百かって感じで、いく時はかなりいい評価までいくけど、そうじゃない場合は全く駄目だったり。そういう感じなんで、結果発表も最後まで名前が出なくて僕自身は若干焦っていました。

 


ー今回はTERM-INALの応援団がたくさん来ていたように思いましたが、そういった応援も力になったんじゃないですか?

HIKARU 生徒さんたちが結構早い時間から並んでくれてて、開場したら一番前の列に陣取ってくれてて、みんな集まって応援してくれていたので、感覚的にはいざ勝負!って感じでステージに出ていったんですけど、いつもの顔ぶれが見えて、踊りやすかったですね。

 


ー他のチームを見て印象的だったチームは?

HIKARU 「ファンファーレ」は、個々がめちゃくちゃカッコいいし、自分達と違った方向性でダンスを表現していて、見ていて圧倒されるところもありました。「Dread Noots」はほぼ同世代で絡みも多いんですが、表現の幅が広がっててショーのクオリティーが高くてちょっと怖いな、と思ってみてました。他にも「ABANDON」とかはいつも何が出てくるか分からないし、とても刺激を受けました。

 


ー結果発表での心境を教えてください

TAIKI 「HIKARU」は泣きじゃくってたり、それぞれに想いがあるなと思ってました。自分はホッとしたという気持ちが大きかったです。それと同時に、昔「SUPER BEAT MAGICIANZ」や「Omichi」君と2人でチャレンジしてた頃の事を思い出したり、地方へ遠征したことなんかも思い出して、「何が足りないんだろう?」みたいな日々を送ってきたので、そういった気持ちも溢れてきましたね。あと、応援してくれたみんなへの感謝ですよね。

 


ー今後のチームとして実現させたいことや展望などありますか?

TAIKI ずっと踊り続けていけたらいいなっていう思いはあります。例えJDDを優勝したとしても、それぞれ歳を重ねていったとしても、チームで踊り合ったりしていたいなって思います。

 


ーJDDへの意気込みをお一人ずつお願いします。

HIKARU シンプルに優勝したいっていうのはもちろんですが、ハウスダンスチームと言えば「TERM-INAL」となるくらいの爪痕を残して優勝できたらなって思います。
Omichi 優勝はもちろん目指しますが、期間が8月まであるので、もっともっと自分のダンスを深めて、努力を惜しまず高めていきたいなと思いますね。チームで踊るダンス以外にも色んな人から刺激を受けているんで、自分なりに吸収して、自分なりに解釈して、自分なりに構築して、という形で常に成長していければと思ってます。
taihei 色んなチームが出てくるので、自分達らしさという部分をより色濃く出せるように頑張りたいなと思います。チームらしさもそうですが、僕個人のらしさも出していければなと思ってます。
TAIKI 優勝したいんですが、優勝した後に何が残るかの方が重要だと思っていて、時間と共に忘れられてしまうようでは駄目だと思うので、これからのハウスダンスの新基軸となるようなものを提示できるように、日々の創作活動に取り組んで行きたいなと思います。
 

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