高校ダンス部・同好会限定本格派ストリートダンスコンテスト「高校ストリートダンス選手権2023第四回予選大会」に40組が参戦！
見事1位通過を決めた北九州市立高等学校のFUNK STYLE “N9SD CREW” をはじめ7組が決勝進出！

▼1位通過
N9SD CREW（FUNK STYLE/北九州市立高等学校）

Na☆
ステージに立った瞬間から「全員」の気迫が際立っていました。「自分たちでギリギリまで考えて作り直した」と言う言葉通り、作品に対する疑問を誰一人持たず、まさに全員一丸となって戦ってる様子が素晴らしかったです。

MACCHAN
2週間前に全て作り変えた作品との事でしたが、何年も踊り込んでいるどっしりとした完成度の高いショーケースに感じました。全40チーム中でダントツの構成力。テンポが良いフォーメーションチェンジ、勢いや音に対するノリ、ダンススキルがマッチしていて見ているこちらも身体が反応する程魅力的で引き込まれた素晴らしいショーケースでした。

せんじょうこうすけ
この日納得の１位通過だったんじゃないでしょうか。振り付けも「あえて外す」というレベルの高い部分もありアイデアも面白かったです。九州のロック感というか地域性が色濃く出ていたのもポイント高めでした。どこを見せたいか、そのためのスキル、構成が融合していてバランスが非常に良かったです。あえて言うならソロでフリーズよりはしっかり攻め切った方がいいと思いました。まあそこも若さなんで楽しんでくれるのが1番です！！良いパフォーマンスでした！

NANAKA 
めちゃくちゃ格好良かったです。高校生とは思えない、自由な発想力が群を抜いていました。それに加えメンバーの気持ちも個性も伝わって来てとてもワクワクする作品でした。1人1人がお客さんの心に届く踊りが出来ればもっと最強になると思います！

ryoka
私の中ではダントツでした！17人という人数でも一人一人の個性が見えて、この大会に向けての気持ちが1番感じられました！移動の部分まで意識されていて、見ていて気持ちいい作品でした！

 

 

▼2位通過
Stay dench!（HIP HOP/大阪暁光高等学校）

Na☆
技術力の高さを感じました。５人とは思えない力強いパフォーマンスでした。

MACCHAN
大人数での参加が多い中5名でのショーケースでしたが、個々のスキルが高く1人1人の役割が明確かつ色のあるショーケースだったと思います。音へのアプローチや細部までこだわった動き、シルエットも抜群でした。途中ブレイクのパートもあり、引き出しの多さや遊び心のある見ていて心地良いショーケースでした。

せんじょうこうすけ
少人数でシンプルにストレートにHIPHOPで攻めてきたのが好印象でした。このまま純粋にダンスを高めていけば、それがそのまま順位に直結するチームだと思うので楽しんでください！同じHIPHOPを愛する者としてアドバイスをすれば、大雑把でいいのでウェーブやヒットを打てるようになれば表現が深まると思います！あと後半バテてたので上げて行って終われるようにしたいですね！

NANAKA 
人数は関係なく良いものは良いと感じさせてくれるチームでした。大人なノリで、5人にまとまりがあり、良いバランスでメンバーが凄く魅力的に見えました。

ryoka
5人という最少人数にも関わらず他のチームに劣らないパワーを感じたし、作品の流れもしっかりあって、安心して見れました。個人個人のスキルを更に上げれると決勝でも良い結果に繋がると思います！

 

 

▼3位通過
くめだんす（FREESTYLE JAZZ/大阪府立久米田高等学校）

Na☆
ユニゾン力が高く、素晴らしかったです。腕の角度など細部まで拘りつつもダンス感を損なわないあたりに、練習濃度の高さを感じました。

MACCHAN
波をイメージさせる構成、綿密に計算されたフォーメーション、衣装へのこだわりが素晴らしく、最初から最後まで迫力のショーケースでした。大人数ならではの移動が次々と展開される中でもしっかりとした見せ場にチームワーク、全体のスキルが安定していて最後までキレを落とさずに踊り抜けたと思います。仲間の絆を強く感じた素晴らしいショーケースでした。

せんじょうこうすけ
構成に一捻りがあり、出だしの掴みは1番だったと思います。世界観+揃えのレベルで攻めるチームは多かったですが、その中でアイデアの部分が一つ抜けていた印象です。作品の中に毒々しい部分を少し入れるだけで深みが出る作品だと思います。

NANAKA 
細部まで揃っていて練習の努力を感じました。構成も素晴らしかったので、もう1つダンス感やこのチームにだけの個性を見つけられたら！と思いました。

ryoka
ユニゾンがとても揃っていて、練習量を感じました。世界観も伝わってきて、とても良かったです。あとひとつ、作品の中の静の部分だったり、ドキッとなる瞬間があると、もっと引き込まれたのかなとも感じました！

 

 

▼予選通過
DAWG TIGHT（HIP HOP/静岡県立浜松東高等学校）

Na☆
全体的にスキルも高く、構成のアイデアも良かったと思います。最後のゲッダンが綺麗でビックリしました。

MACCHAN
オープニングの構成にあっと驚かされる程、引き込まれたショーケースでした。限られた時間の中で自分達の強みを見せるどっしりとしたスキル、振付の数々。チーム全体の雰囲気が曲や衣装、髪型にマッチしていたと思います。

せんじょうこうすけ
静岡浜松の香りがしました。とてもバランスが良かったと思います！大人数で厚みのあるHIPHOPの相性の良さを活かし、要所に良い振り付けを散りばめていたのが結果に繋がった印象です。逆に個性がもう少し出てキャラ感を活かした構成があれば見やすくなると思いました。

NANAKA 
舞台の端から端まで駆け抜けるスピード感のある演出と振り付けが私はとても好きでした！疾走感もあり見てて気持ちよかったです。最後にもう1展開何かあればもっと上に行けると思います！

ryoka
出だしのフロアの部分が他のチームにはない表現で、引き込まれました。掴みが良かった分、後半にもうひと盛り上がりあれば、上位を目指せると思います！

 

 

▼予選通過
STORM CREW（FREESTYLE/大阪府立堺西高等学校）

Na☆
作品としてトータル完成度が高いと感じました。見る側が表現方法に慣れてきたあたりで、少しずつスパイスが盛り込まれ見せ方が変わっていっていたのが良かったと思います。

MACCHAN
振付の精度と圧倒的なキレ、そしてなにより個々の表情がとても素晴らしかったです。衣装へのこだわりや、曲とのイメージがシンクロしており、全体的に力強くてしなやかなショーケースだと思いました。

せんじょうこうすけ
振り付けや構成に曲に合わせた和のテイストのアイデアをもっと落とし込んでほしいという印象でした。直線的な動きが多かったのと、このコンセプトなら色んな裏切り方があると思うので、もう一つ張り切っていいと思います。コンセプトを超える「何か」です。あと大きい子のキャラはもっと前に出した方が僕は好きです。

NANAKA 
音、踊り、衣装、全体の世界観がしっかりと伝わって来てとっても素敵でした。アームスのスキルもとても良く、しっかり揃えて来ていて完成度が高く私の中では高得点でした。

ryoka
ユニゾンがとても揃っていて、見ていて気持ちよかったです。衣装、ヘアメイクにまで拘りを感じれたのですが、一人一人の個性が見えるシーンがあれば、さらに良くなりそうとも思いました！

 

 

▼予選通過
Fearless Gaze（LOCKING/上宮高等学校）

Na☆
新生、再来という言葉がピッタリだと思いました。上宮Lockin'の昔かながらの良さ、心意気は残したまま、振付のセンスもよく、難易度の高いものに挑戦していると感じました。

MACCHAN
赤のベースボールシャツが良く似合うセンスのあるショーケースだと思いました。カッコイイ！を連想させる素晴らしい構成と力強いスキル。勢いある流れの中にもシルエットを大事にしているのがとても印象的でした。

せんじょうこうすけ
上宮らしいストレートなロックの良さを前面に押し出していてよかったです。衣装が少し見えにくかったのと、勢いを活かすために落とす所を作れるともっと上位も狙えるとおもいます。

NANAKA 
lockingのpowerが伝わる踊りと作品でした。もっと似合う衣装がありそうです！個人的には音質が気になったので見直してみてください！

ryoka
序盤からパワーの飛ばし方がすごいなという印象でした。最初から最後まで集中力が切れていなかったのが良かったと思います。作品全体を通して「動」の部分が多かったように感じたので、「静」の部分が増えると、盛り上がりもさらに目立つと思います！

 

 

▼予選通過
Capture crew（FREESTYLE/香里ヌヴェール学院高等学校）

Na☆
ストップ系のユニゾンで創ってくる高校が多い中、ダンス面での要素が盛り込まれていて良かったと思います。「静」だけでなく「動」で見せるためには相応の技術が必要なので、そういった意味では、スキル面も高かったと思います。

MACCHAN
僕の中では予選１位でした。フリースタイルの中にもストリートの雰囲気と他にも負けない安定したスキルがしっかり入っており、見事にマッチしていたと思います。銀のグローブや衣装なども特徴的で、曲やショーの内容、チームカラーがはっきりとしていたと感じました。

せんじょうこうすけ
タイトなルーティンで押す！今大会とても多い構成感ではありましたが、その中で1番ダンス感でまとまっていたのが結果を左右したと思います。2分半の使い方が上手でした。このスタイルならもっとキャラクター振り切って出してもいいと思います！

NANAKA 
繊細な音の聴き方と音取りで他と違うものがありました。表情もジャッジ席まで伝わるものがありとても良かったです。

ryoka
ユニゾンも揃っていて、衣装もかわいく、作品の雰囲気がみんなと合っていると思いました！展開も良かったのですが、何かひとつ物足りなく感じてしまったので、見ている人に訴えかけるものがあればさらに良くなると思います！

 

 

 

///// JUDGE /////
MACCHAN, ryoka, Na☆, NANAKA, せんじょうこうすけ

Na☆
しっかりとした指導を受けている高校が増えているように感じました。誰か一人だけではなく、全体として共通の指導を受けていることはコンテストを戦う上での強みとなりますし、生徒たちにとっても自信のよすがとなり良いことだと思います。特にHipHopのチームからは各校それぞれの一貫としたこだわりを感じました。今はアイドルも大人数制になり、テレビを付ければすぐにでも優れた構成を取り入れられると思います。その分似通った見せ方が増えているのと、構成は優れているけれど、その中身であるダンスの部分、技術や表現力が追いついていないように見えることも多々ありました。大人数を統べる上で構成力は必要なことですが、そもそものダンス面を積極的に磨いていきつつ、自分たちの踊りをよく見せるための構成を考えてみてほしいと思います。予選通過チーム以外では「inizio」は、曲や作品全体での緩急の付け方が上手いと思いました。Lock,Waack,Jazzなど、よくまとめていたと思います。「H.M DANCE」は、作品や振付は素晴らしいと思います。この作品を踊り切るだけの技術力、表現力があと少しあれば、上の順位も狙えるかと思いました。

MACCHAN
全体的にLOCKを主軸としているチームが多かったのと、ショーケース内でのソロパートシーンが少ないなと感じました。全体での振付や構成も大切ですが、目玉となるスキルフルなソロをもっと見たかったです。衣装についですが、細かい部分までこだわって揃えていたのも印象的で、皆さんがイベントに挑む思いや熱意、チームワークをひしひしと感じれた1日となりました。審査ポイントですが、全体で揃える振付の難易度やリンクしているか？構成アイディアやフォーメーション、個々のスキルなどをベースに審査させて頂きました。予選通過チーム以外では「ブレイクする人ら。」は、PRコメントからかましていました！しかもトップバッターで唯一のブレイクチーム。お洒落なショーケースの中に安定感のあるパワームーブ、ルーティーンなど息のあった動きでワクワクしました。「懿鐳」は僕の中では高得点でした。オープニングからインパクトがあり、まさに雷様！衣装も細部までこだわっていて、それを体現するかの様なスキル、構成の数々。表情もGOODです！迫力満点で力強いショーケースでした。「inizio」は、様々なジャンルがバランス良く組み込まれていて、どれも安定したスキルでした。オレンジの衣装も鮮やかでカッコよかったです！

NANAKA 
今回が最終予選ということで、決勝進出を目指してメンバーで一丸となり、そしてリーダーは責任感を持って引っ張って来たんだなと感じ、全力のパフォーマンスに感動させてもらいました。作品は全体がまとまるのは勿論ですがその中でも1人1人の想いが全員揃って強くそれが踊りの質に反映されているチームは心に刺さるものがあり惹かれました。その点がチームごとに差が大きく結果にも繋がっているなと感じます。1人上手い人がいる事に全体が引っ張られてしまっていたり、構成や見栄えを意識するあまり踊りが普通になってしまう部分も見受けられたので、作る過程も重要だなと感じました。1つのまとまりで踊っていながらそれを作っているのが1人1人の個だということをもっと皆で考えられたら、自由な発想が生まれチームやメンバーの個性もプラスした作品になるのではないかなと思います。決勝進出した皆さん頑張って来て下さい！！予選通過チーム以外では、「Soul Factory Steppers」は、私がこの日1番感動したチームで涙腺が緩みました。高得点も付けました！大人な踊りの中に笑顔や余裕も見えて唯一、人となりが伝わってくるダンスだったと思います。個の踊りもレベルが高いのでめげずにチャレンジしていって欲しいです！「Diana」は、simpleに踊り魅せる中で構成も見やすく、凄く音を感じながら踊っている人が見受けられて惹かれました。「LuciFer」衣装のセンスが最高です。前半良かったので後半終わりに向かって上げていけたら結果は変わっていだと思います。あと「こなもん」は1番ピュアで屈託のないダンスをしていて変わらず続けてほしいと願っています！

ryoka
高校生ならではの一体感やチーム感みたいなものが感じられるチームが多く、見ていてパワーや熱い気持ちをもらうことができました。構成を凝っているチームが多く、とても勉強になりました！ベーシックな部分はどのジャンルにしろ共通して大切だと思うので、作品の振り付けの練習だけじゃなくて、基礎の部分をもう一度見つめ直してみたり、作品を通して何を伝えたいかなどをもう一度濃く話し合ってみたりすると、更に説得力のある作品になるだろうなと感じるチームが多かった印象です。作品のことを一人一人が理解して踊っているのが伝わるチームは個人的に好評価でした！1日を通して拍手と歓声が沢山あって、とても暖かいコンテストだなと思いました！これからも仲間とダンスを楽しむことを1番に踊り続けてほしいなと思います！今日は1日ありがとうございました！予選通過チーム以外では、「inizio」は1曲目と2曲目の雰囲気の違いにドキッとして、色んな表現ができる子たちなんだと感じ、高評価でした！「Soul Factory Steppers」は、作品の流れが良かったと思います。構成が綺麗な分、作品の展開がさらっとしてしまうように感じたので、そこをもっと詰めれたらさらに見ている人を引き込める作品なのではないかと思いました！