中学生限定ストリートダンスコンテスト “DANCE ATTACK!! OSAKA 中学生の部”に34組が参戦！
優勝は千葉のFREESTYLEチーム ”熱帯雨林”
東西連覇を達成！

 

▼WINNER
熱帯雨林（FREESTYLE/千葉）

マスヨシ
単純に凄いです。誰が1人抜けても成立しないハラハラした綱渡りの様なバランス感覚のショーで本番ではその綱渡りを全力疾走するかのような練習量。綱渡りの全力疾走なんて初めて観ました。審査もメモ書きの部分に走り書きで「ゆーしょー」とだけ書いたぐらいです。

tomoyo
どんどん流れが変わっていっているにも関わらず、それが自然に起こっていて、流れだけでなくしっかりダンスでも魅せていました。6人のバランスがとても良かったです。

MIKU
初めから最後まで見入ってしまいました。本当に隙が無く、完成度も凄く高かったです。全員が色々な場所で、バラバラに動きながらも、それが一体感となって見えるのが不思議で、面白かったです。一つ間違えたら、ごちゃごちゃに見えそうなのですが、凄くまとまりも良く、クリアに伝わってきて、素晴らしいなと思いました。また、違う作品も見てみたくなりました！！

manami
めっちゃ揃ってる！と思えば、それぞれが違うことをして個々が立つ瞬間もあってでも一体感は崩さない。そんな作品のバランスが良かったと感じました。

Ryuji
まさに“圧倒的”なショーでした。コンセプトの掲示、それを伝えるための振り付け、構成力、パワーバランスなど何を取っても完璧なショーだったと思います。あと一つ言うとするなら、個々の人間味というか自然に湧き出るオーラというか良い意味での雑味のような要素も入ってくるとよりコンセプトに沿ったダンスショーにブラッシュアップされると思います。とはいえ本当に素晴らしいものを見させてもらいました。
 

 

 

▼2nd PLACE
SPRY（POPPING/沖縄）

マスヨシ
感動しました。POPのポップな部分を散りばめてるのにドープ。あの振りのセンスには感動しました。見せ場しかない。仕掛けだらけ。瞬き禁止。本当ご馳走様です。ワクワクしっぱなしでした。

tomoyo
驚く程揃っていました。足元の動かし方とその軸の強さが印象的で、終始ハードなパワフルさと繊細さが続いており、またそれを7人でキープし続けるところに気合いを感じました。

MIKU
物凄く作り込まれていたし、パワーも凄く感じました。最後まで全員の集中力が途切れる事なく、良き疾走感で踊れていたと思います。構成や振付は申し分無かったです。が、、もう少し抜いた部分も欲しかったなと思いました。ずっと一定の同じテンションだったので、途中で、良い意味で期待を裏切る様なサプライズ感などが出てくれば、もっと強くなっていくチームだなと思いました。

manami
完成度がかなり高くて、あっというまの作品でした！相当な練習量であそこまで仕上げてきたんだろうなと思いました。

Ryuji
一見、一糸乱れない構成の流れに目を奪われてしまいそうになりながらも、そんな中でハイレベルな振り付けをこなす彼女たちに心奪われました。ミリ単位でのミスが許されないハイリスクが伴う中で確かなスキル、練習量、信頼関係がないと成り立たない作品力は確かなものでした。
 

 

 

▼3rd PLACE
defo（HIP HOP/大阪）

マスヨシ
HIPHOPのシンプルな部分が衣装も相待ってHIPHOPのここが好きってのが踊りで伝わりました。コンタクト系のダンスも流れが良くシンプルなのにしっかり考えられてて気持ち良く観れました。

tomoyo
バランスが良くて、始まりから終わりまで、ふとした瞬間やスキルの部分など終始安定感がありました。安定感が続く中に2人だから出来るアプローチが増えると更に説得力になるのかなと思いました。

MIKU
今回HIP HOPのチームが多い中、このチームは、一つ抜けてたかなと思います。幕から出てきた瞬間の踊り始めから、おっ！！？？と心を掴まれました。2人共、ナチュラルさがありながらも、繊細且つパワーもあって、空気感もかなり良かったです。作品の流れ的には、前半かなり好印象で凄く良かったのですが、途中から少し失速してきたように感じたので、展開がもう少し変わると、見ていてもっと面白くなるなと思いました。

manami
最初のつかみから最後までかっこいい瞬間がたくさんありました。ダイナミックなのに、安定感もあってこれからさらにパワーアップしそうで楽しみです。

Ryuji
出だしからのセンス光る振り付け、バイブスにこの日一番心踊ったチームでした。流石のスキルとセンスでここまで仕上げられたと思うので、後半部分の流れの持っていき方をもっと2人で試行錯誤していって良いものに近づけてほしいと感じました。個々のかっこいいを磨きつつ、コンテストにも引き続き挑戦していってほしいです。

 

 

▼4th PLACE
The FunkieS（LOCKING/沖縄）

マスヨシ
良いもん観た！ありがとうございます。名前の通りファンキーで振りも繋がりが気持ち良くて観ながらその振り楽しそうやな！とすら思えました。その割にダンス上手いだけでなくショーのバランスもめちゃくちゃ良かったです。

tomoyo
音楽とダンスが繋がっていて、見ている方ものりたくなるようなショーでした。1人1人に意思を感じ、それを表にぶつけるパワーを持っているチームだと思いました。本番テンションが上がった時にメロディーに対して裏の音もしっかり感じれたら更に良いと思いました。

MIKU
groovyでfunkyでhappyで見ていて心踊らされました。凄くかっこよかったです。中学生らしさがガッツリ出てる時と、でもその合間に大人っぽいfeelingが出ている時とのバランスがとても良かったです。動きに対して、粗さがある所も多々ありましたが、その反面、中学生がその質感を出せるんや！！っていう驚く瞬間も何度もありました。作品の好みだけで言ったら、私はこの日このチームが一番好きでした！

manami
作品としてのおもしろさだけでなく、個々のダンスも見えてすごく好きでした！表現力も高くてまた見たいチームでした。

Ryuji
出だしからのパッション、全体のバイブス、そして表彰式の彼女達の姿、全てが最高級のフレッシュでした！！大好きです！！ロッキンのパワー、振り付けの発想力、何よりもパッションこの全てが絶妙でどこか危なっかしくて、でもそれがロッキンだなぁと感じさせられて、、、本当に好きでした！またパワーアップしたFunkiesを見たいです！

 

 

▼5th PLACE
lulubatik（HOUSE/大阪）

マスヨシ
最後の方に登場して会場にショーを叩きつけに来たようなショーでした。攻めまくり。走り去った後に爽やかな風が会場に吹いてました。

tomoyo
それぞれの空気感をまとった3人が踊りだすと、しっかりまとまっていて、また後半にかけてパワフルに伝えたいところの皆のダンスの一体感が印象的でした。男の子の気合いの入ったダンスも印象に残っています。

MIKU
3人のバランスがとても良かったです。初めの入りがゆっくり、しっとり始まるチームが多く、もっと　思いっきりさがあってもいいのになと思う中、このチームは始めからガンガン攻めてきていたのが爽快感あって良かったです。思いっきりさがありながらも、リラックスはしていて、パワーバランスが上手に取れてるなと思いました。後半、もう一段階展開を変えていけていたら、順位はもう少し上がるかなと思います。

manami
気持ち、パワーが伝わってきてバイブスもありました。それだけでなく、一曲目での緩急や流れで見せるところもあってよかったです。

Ryuji
エネルギー、フレッシュさ、気持ちが真っ直ぐ届いたチームでした。スキルの高さはもちろん、３人の気持ちの強さがしっかり踊りに込めてそのまま放っているなと感じました。これからもチームは続けていくことはもちろんのこと、３人がいろんな景色、経験を経て、また新たな化学反応が起きていくとどうなるのかかなり楽しみだなと感じる素敵なチームだったと思います。

 

▼SPECIAL PRIZE
NUMAGRIS（HIP HOP/神奈川）

マスヨシ
好きなスタイルです。今を感じました。投げっぱなしの観たかったら観て的なショー。終始かっこよかったけどノリで合わせてる部分をそれぞれがもっと深みを出せればとも思いました。

tomoyo
3人の世界観溢れるショーでした。常に背中を追うようなショーだったので、もう少し表も見たかったなと感じました。男の子のノリが印象的でした。

MIKU
息が合わないと成り立たないであろうバランスを最後まで保ちつつ、3人の空気が乱れる事なく、中学生でこの空気を作れるのが、凄いなとビックリしました。個人的には、雰囲気で作り上げる部分とは別に、もう少ししっかり踊る所も見たかったなとは思いました。

manami
登場からどんなものが見れるんだろうとワクワクして自由なのに一体感がある感じに引き込まれました！

Ryuji
今日１の衝撃、そして僕の中で1位だったチームでした。セッションのような立ち振る舞いで全くそれを感じさせない程よいまとまり、空間の使い方、作品の流れ。少しのずれがあるだけで成り立たないこの作風に順応し、これが自分たちの踊りだと体現して語ってくれているような感覚にさせられ、心体ともに持っていかれました。これからも自分達の作品はこう！！というのを崩さず、一人一人のダンサーとしての色を濃くしていってほしいと感じました。期待してます！！

 

 

RAQURO（HOUSE/大阪）

マスヨシ
ダンス上手い！2人で魅せるのは大変ですが安定感あるダンスで最後まで気持ち良く観れました。

tomoyo
パワフルさを終始キープして淡々と出し切っていくというのは難しいと思うのですが、2人ともしっかり踊りきっていました。

MIKU
2人共踊りに勢いがあって、それが前に伝わってきて良かったです。ただ、なんとなく暗い印象にも見えて、闘志みたいなものはあまり伝わって来なかった様に感じました。最初から最後まで良かった印象はありますが、「ただ良かった」のみで終わってしまった様に思ったので、何かスパイスになるようなものが加わるともっと作品全体が良くなると思います。

manami
ソロでもしっかり見せれてて、2曲目からが特に良かったです。ステップやフロアーの質も高かったです。

Ryuji
確かなスキル、多彩なステップワーク、心地よいフロー、どれも正統派ハウスの作品として申し分のない内容だったと思います。その確かな作品が基盤としてあるがゆえに、その振り付け、構成に対するアプローチやパッションの部分について物足りなく感じてしまいました。自分達の踊りはこうだと示して、納得させられるぐらいの熱量を持ってまた色んなコンテストに挑戦していって欲しいです！！

 

 

ギャルリア7（LOCKING/沖縄）

マスヨシ
エネルギー量も凄いしその方向性がしっかり揃ってて気合いを感じました。抜きすらエネルギッシュ。振りもカッコいいので王道の気持ち良さが見えました。ワクワクしました。

tomoyo
1人1人がパワフルで気持ちの良いダンスで、見ていて楽しかったです。チームが醸し出す空気に華があり、ステージが明るくなった感じがしました。

MIKU
3人の空気感がとても華やかで、表情や表現力がとても素敵でした。3分間という時間を3人で本当に心から楽しんでる様で、見てる側も楽しい気持ちにさせて貰いました。とっても良い作品だけど、入賞するには、何かが足りないなとも思いました。良いモノは持ってるチームだと思うので、これからまだまだ伸びそうで楽しみです。

manami
パッションと表現力の高さが印象的でした！ジャッジ席まで気持ちがストレートに伝わってきました。

Ryuji
自分達のFUNKはこれだ！！と言っているかのような意外性や面白要素を盛り込んだ振り付けで、見ているこっち側が楽しくなる個人的に好きなチームでした。楽曲の展開に合わせたエンタメの要素もとても自然でショーとして必要なものは何なのかを再確認させられました。もう一個ロッキンの説得力、爆発力、女性らしさなど個々の踊りで様々な要素が見れるともっと良くなると思いました。

 

 

 

▼JUDGE
マスヨシ, tomoyo, manami, MIKU, Ryuji

マスヨシ
レベルが本当に高くて個人的には凄く審査が難航しました。その中でも入賞するチームは単純にダンスが上手いか作品全体のバランスが良くその作品自体の色んな山場や仕掛けが伝わりやすかったチームだったと思います。個人的に沖縄から来たチームは全て良かったです。大好物でした。コロナ禍のおかげで会場も異様な雰囲気でしたがその分最初の掴みを成功させたチームは引き込まれやすく一つ一つ堪能さしてもらいました。レベルが高い所為か先生の踊り方や仕草が染み込み過ぎて個性が消えて先生にしか見えない子が沢山いたので、練習しまくってその先にある個性が出るとこまで頑張って見識広めて楽しんで下さい。でもこんな事を中学生相手に思う事自体本当にレベルが高いと思いますし、魅せ方が凝り固まってるとも思いました。ダンスは色んな楽しみ方があると思うのでこの先も楽しみにしてます。僕も精進します。入賞チーム以外では「Ms.LINKAs」は、好きです。計算された衣装、キレだけじょないねっとりとした踊り。構成、選曲。エンタメ度合い。ダンスを観た事ない人達に観て欲しいと思いました。敢えての1チームにするぐらい印象的でした。

tomoyo
まとまりのあるチームが多かったです。練習量を感じるチームもたくさん居て、この日の為にしっかり準備してきたことがしっかり伝わってきました。反面、いい意味で無茶苦茶だなーって思う様なはみ出た感情や、弾け方を感じることが少なかったのは少し寂しかったです。入賞チーム以外では、「Growth」は、ライブ感あるショーで、その場を感じながら楽しんでいるようなダンスで、見ている方も楽しかったです。

MIKU
今回、中学生の部の審査でしたが、本当に中学生！？って思うほど、上手な子達が多くてビックリしました。スキルがある分、魅せ方が上手なチームがとても多かったけど、その反面、中学生のフレッシュさが出てるチームが少なかったのも、少し寂しい気持ちになりました。今回入賞しなかった皆さんも、これから誰もが入賞できる可能性を秘めていると思うので、チームでこれからどんどん経験して、ぶつかりながら、楽しみながら、突き進んで行って欲しいなと思います。これからが楽しみなチームや、楽しみな子達も沢山見させて頂き、終始ワクワクでした。有難うございました。入賞チーム以外では「Rise」は、入賞するにはまだまだ詰めないといけない部分はあるけど、好きな部分がいくつかありました。「mimi」は、ナチュラルで良かったです。「Ms.LiNKAs」は、大人数の中、一人小さい女の子がめちゃくちゃ表現力も豊かで上手で、その子に凄く目が惹かれました。「中村興業」は、2人の空気感は凄く良かったのですが、靴紐が終始気になってしまいました。

manami
大人っぽい表現だったり、雰囲気で勝負してるチームが多いと感じました。その中でも見せきれてるチームもあってすごいなーと思いながら見させていただきました！外にエネルギーが出やすい表現は、パッションとかパワーで伝わりやすいと思うのですが、内側を意識して踊るみたいなときに芯の強さというか、ひとつひとつの深みがあるともっとこっちにも伝わってきそうだなと思いました。結果的には順位がついていますが、いいな～ていうチームもいっぱいあったので僅差だったと思います。悔しい結果だったとしても大会に挑戦していく過程でいっぱい得られたものはあると思うので、これからもいろんなダンスを見て感じて仲間と切磋琢磨しながら、個々のダンスとチームを深めていってほしいと思います。入賞チーム以外では、「INOUEITO」は、めっちゃ渋くて好きでした！二人の踊りが対照的なのに一体感もあってソロもかっこよかったです。「BlessA」はナチュラルに雰囲気がでていて、気持ちのパワーも伝わってきました。「INNOCENCE」は最後まで自然と引き込まれました。

Ryuji
まず、今大会のジャッジという立場でハイレベルの戦いを見ることができたことに本当に感謝しています。あまりのレベルの高さに胸が引き裂かれそうな気持ちになって、本当に悩まされました。僕が基準として見ていた点についてですが、空間の支配力について重視していました。空間の支配を実現するために「踊り」、「構成」の二つからの選択から始まり、選んだ中でも“質”で攻めるのか、“パッション”で攻めるのか。この考え方をもとに、各々のセンスの試行錯誤で説得力あるものに近づけていけば、より空間を支配して、俗に言う「自分達の色で会場を埋め尽くす」ことができてくると思っています。今大会を見させてもらって中学生だからといって侮ってはならないと感じさせられたので、もっとこだわってほしい、説得力あるものにしてほしいという願いを込めて、僕が大切にしていることを伝えさせていただきました。それにしても本当に圧巻の踊りや作品に溜め息が出てしまうほどの濃い1日でした。ありがとうございました。入賞チーム以外では、「INOUEITO」はとても好きな空気感でスキルの高く、これから本当に楽しみなチームだなと感じました。「P.chatisit」は楽曲のセンスからそれを体現する2人の能力の高さに驚かされました。もう一つコンセプトに沿ったフレイバーを濃くしていけるとさらに高評価につながると思います。「BlessA」はショートしての完成度、それを伝えるそれぞれのスキルの高さに驚きました。もう一つハッと驚く展開を構成で持っていくのではなく、個々の力を存分に引き出した踊りの部分で作っていけるのではないかと感じました。この3チームはとても素敵だったのでこのまま突き進んで、リベンジしていって欲しいと感じました。