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EVENT REPORT

イベントレポート

"ARTofFLOW" -FLOW STYLE SOLO DANCE CONTEST-

2019.01.05 UPDATE
イベント日程 2019/01/05  16:00-22:00
イベント会場CONPASS

初開催された "FLOW STYLE"ソロコンテスト
"ARTof FLOW" に19名がエントリー!
優勝はTUTをメインに表現した女性ダンサー "凜"

 

 


▼WINNER
凜(大阪/noir, jasmine)

CHAM
我々ジャッジ3人が、コンテスト開始時にコメントさせて頂いたポイント、具体的には、Anarchy君の言う「引き算が出来る事」と、Nari君の言う「自分の世界を爆発させる事」、そして、私の「自分のやりたい事を完成させる為のスキル」、これら全ての要素を余す所なく満たしていたという点が、決定的な勝因であったと思います。板付きから、座った状態でのTutという制約を課したり、様々なアングルを使ってFlowを繋いで行き、一つ一つのムーヴが非常に正確で、音ハメや見せ場のメリハリ等も素晴らしいモノであったと思います。選曲や衣装についても、独自の世界観を構成しており、作品のクオリティは、やはりずば抜けていたと思います。


NARI Digitz
始まりから終わりまでのストーリーが綺麗に仕上がっていて、一本の映画を見終わった感覚に陥りました。シルエットも良く、衣装と作品の質感も上手く本人に重なっていました。


アナーキー
彼女のショーケースで最も評価できたのは、音源とダンスの親和性でした。非常に凝った音源でしたが、それにダンスが一切押されることがなく観ていてとても心地よかったです。指が使えないにも関わらずそれを工夫しあのような形に仕上げられたのはとても優れた感性の賜物だと思います。また今回注目していた引き算を最も体現できていたのも彼女だと思います。

 

 

▼2nd PLACE
marten o’clock(大阪/WAKUSEI, HiveMind)

CHAM
ベースとなるAnimationのスキルが非常に高く、スキルという一点に限れば、出場者の中でトップであったと思います。指先の細かいムーヴから、体幹を流れる大きなムーヴまで、自在にFlowを操っていて、敢えて動きを小さくしたり、また大きくしたりと、早いテンポのミニマルな音楽の中に、繊細なマッピングを見て取れました。DJタイムやショーケースで彼の色々なムーヴを見ましたが、出来る事を全て詰め込まずとも、1分半の間にこれだけの要素を見せられる余裕の様なモノを感じましたし、今後、もう少し長い尺の作品で、彼の引き出しの多さを、もっと見てみたいと思いました。


NARI Digitz
音へのアプローチの仕方が気持ちよく、そしてフローもしっかりしていて、ニヤッとしてしまう遊びの場面が何度もありました。とても楽しめました。


アナーキー
僕は彼の一番優れている点はブレない穏やかさだと思います。タクミ君の時にも書きましたが、やはり動作の精密さに欠かせないのは精神的強度です。最初から最後まで高水準の質感を維持するというのは並みの精神力では到底不可能だと思います。しかしマーテンさんは一切のブレなくやり遂げたので、とても評価できました。

 

 

▼3rd PLACE
Takumi(大阪/T.F.Dominaitor, Noir)

CHAM
とにかく手数の多さに圧倒されました。様々なアングルを使ってTutを展開していて、動きの緩急やメリハリも素晴らしいモノでした。難しい音ハメなど、見せ場のマッピングも非常に良かったと思います。強いて言うなら、予備動作やワザとワザのブリッジ部分といった細かい所にまで、もう少しFlowを維持し続ける様に意識すると、作品としてのクオリティがより一層高まるのではないかと思います。数年前から彼を見て来ましたが、その成長ぶりに驚かされていますし、また今後もまだまだ伸びしろを感じずにはいられません。


NARI Digitz
自分の表現したい事をわかりやすく見せていました。目の前にいる人に伝わりやすい動きの表現が良かったです。彼のこれからが楽しみです。


アナーキー
彼のすごい点はステージにいる間、一切緊張することなくマイペースにパフォーマンスできる点だと感じました。もちろん他にも緊張を感じさせない方々はたくさんいましたが、彼ぐらいの年代でこのような芸当ができるのはとても貴重だと思います。タットは精神的動揺があると途端に崩れていってしまうものだと思うので、彼の図太さはこれからも良い武器になるはずです。
 

 

 

▼JUDGE
アナーキー, CHAM, NARI Digitz

CHAM
我々からの、ある意味で"提案"とも言えるFlow Styleという枠組みが、どの様に解釈して貰えるか、とても楽しみにしていました。やはり、Loud Minorityというマニアックなイベントの中にあって、Finger StyleやTuttingやLiquidを主体とした出場者が多く見受けられましたが、それだけに留まらず、Thread StyleやHip HopやContemporary等々、様々なジャンルのダンサー達が、独自の解釈や表現によって、各々のFlowを形にしていて、私の期待を超えた大きな"うねり"となり、何か得体の知れないエネルギーが、ステージ上から溢れて出ていました。若い世代が多く出場していたという事もあり、今後の展開に、確かな希望を感じました。
私自身の審査のポイントとしては、作品のコンセプトをキチンと表現する為のスキル、ここに重きを置きました。選曲や衣装、佇まいや板付きといった細かい部分から、出場者の各々が、「今から何をやろうとしているか」を捉え、実際に、それがどこまで体現されているか、ここに注目しました。また、ワザの数や緩急、全体のテンポや山場のマッピング、一つ一つのムーヴの精度といった、作品としてのクオリティをどこまで高めてられているか、という部分も重要です。そして、やはりMusicality、音楽とどこまでシンクロしているか、ここも重要なポイントです。
入賞者以外で、最も印象的だったのは、齊藤コンさんでした。Contemporaryのしなやかな動きで、全身を使った美しいFlowが描かれていて、特に、足の指先まで使ったムーヴには、非常に驚かされました。同イベントにて、ショーケースにも出演されていましたが、その時とはまた違ったムーヴが主体となっていたので、この人のダンスを、もっとたくさん、色々見てみたいなと思いました。


NARI Digitz
全体的に技術面を押し過ぎてストーリーが薄くなっていたのがもったいなく感じました。ショーはいかに自分の世界観を表現できるかが重要だと思っています。作品としての魅力、それを表現している人自体の色と噛み合っているか、そして感情が伝わってくるかを見ていました。
入賞者以外では「タツキ」くんが印象的でした。作品の中にスキルも見えたし、後半の演出も素直に楽しめました。


アナーキー
僕が今回の審査で最も注目していたのは、自分自身のダンスに対して引き算ができているのかどうかという点でした。この引き算というのは決して手を抜くという意味ではなく敢えて自身のダンスから優先度の低い要素を引く、もしくは割合を減らすという意味合いです。今回はコンテストでしたのでただただスキルを誇示している人に対してはあまり評価は上がりませんでした。僕が評価できたのは自身の強みをしっかりと理解し、それを阻む要素は抑えられている人でした。引き算が足りていない人は長尺で観られれば良い作品になっただろうという人ばかりでした。
入賞者以外で印象的だったのは「齋藤コン」さんでした。独自の世界観を持つ出場者の方々の中でも、コンさんのFLOWに対するアプローチはとてもユニークで一際個性的に感じました。話を聞くとコンさんのインスピレーション源はストリートダンサーのそれとはかけ離れていて、結果同じ土俵に立った場合こんなにも異なるものになるのかと感動しました。
 

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